デジタル人材の育成
リバエンゼミではIoT機器を分解、解析してものが動く動作を明らかにするリバースエンジニアリングを中心に行います。
また実際のIoT機器を分解、解析してどのような仕組みで動くかを明らかにし、可能であれば脆弱性が無いかを検証します。
今後 IoT 製品がどんどん増えていく世の中に向けて、分解しながら物作りのためのアイディアの源泉を得るもよし、徹底的に分解を進めてすべてを明らかにする喜びを全力で満たすもよしの内容となっています。仕組みを知ること、解析することに興味がある方からの応募をぜひお待ちしています。
本講義では受講者のみなさまに「電子回路・基板を作る」選択肢を加えていただくことを目的として、みなさまと一緒にIoT機器の解析にも利用できるマイコンを使ったデバッガー基板を作ります。
講義は「電子回路とは何か」という初歩から始め、回路図の読み方や部品の種類等を紹介しつつ、最後には回路図CAD・基板設計アプリ(kicad)を使った基板の設計、発注、および実装(はんだづけ)を行います。
この講義を受けることで、日常の小さな「困った」を電子回路の知識や基板設計技術を用いて解決できるようになるでしょう。
この講義は「電子回路に興味はあるけど作ったことがない」という方も大歓迎です。
実際に手を動かすものづくりに興味のあるみなさまからの応募をお待ちしています。
【受講を考えていただいている方へのお願い】
基板の製造や部品発注を行う都合上、講義内容のほとんどを事前学習期間内に行う必要があります。
そのため、受講を希望される方は以下の期間の予定の確認と確保をお願いします。
(学業優先のため、テスト期間等はそちらを優先してください)
講義予定
・キャンプ参加(6月初旬)〜 6月末: 事前学習
・配布資料を用いた自習(随時質問可)
・最低週1度程度のオンラインもくもく会(進捗に応じて増減)
・7月1日〜7月16日: 回路および基板設計
・オンラインもくもく会
(例年締切に近づくにつれてもくもく会の時間が伸びる傾向にあります)
・毎日平日夜に1時間以上
・毎週休日どちらか半日
・7月17日: 基板発注締め切り & 発注
・8月7日〜8月11日(開催期間): 会場にて基板実装
本ゼミでは市販の無線ルーターにモーターと履帯(「キャタピラ」とも)を着けてラジコンに変貌させます。その過程で電気回路からHTTPに至るまで全レイヤーに触れるため、コンピューターを構成する技術スタックの全体像をハードやソフトの枠を超えて具体的に知ることができます。電波法令に定められた技術基準適合証明(いわゆる「技適」)への対応も含むため、魔改造にあたって遵守する事柄も同時に理解できます。コードは書けるけど低いレイヤーに触れたことがない・一風変わった技術の学び方に興味がある・見た目に楽しいハードを作ってみたい・改造の具体的手法が知りたい…といった方を主に想定しています。
2024年4月8日
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