デジタル人材の育成

2024年度未踏ターゲット事業(量子コンピューティング技術を活用したソフトウェア開発分野)採択プロジェクト概要(藤本・坂口PJ)

最終更新日:2024年5月31日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 田村 亮(国立研究開発法⼈ 物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター・チームリーダー/東京大学 大学院新領域創成科学研究科 講師)

2.採択者氏名

  • 藤本 裕樹(株式会社ゼンリンデータコム)
  • 伊藤 慶太(キーエンスソフトウェア株式会社)
  • 坂口 諒(合同会社スタープリンス)

3.採択金額

  • 3,780,000円

4.プロジェクト名

  • 災害支援自律ロボットにおけるサポートエンジンの開発

5.応募部門

  • ベーシック部門

6.応募枠

  • 通常枠

7.関連Webサイト

  • なし

8.申請プロジェクト概要

先端的な人工知能技術の精度が飛躍的に向上する中、深層学習を活用した自律制御ロボットの研究開発は、全世界で急速に発展している。
我々は自律制御ロボットが先進的な発展を遂げた未来を見据えて、自律型思考ルーチンが呼び出すことを想定した外部物理制御モジュールを開発する。
本研究では、ロボット工学の未踏領域である「特異点問題」および「デッドロック問題」の解決に焦点をあて、ロボットアーム技術の革新を目指す。
目標として、より精度が重要視される事が多い災害支援ロボットの制御を具体的なターゲットに据え、アニーリングでの解決を行います。
経路最適化やスケジュール最適化に比べ、参考資料が非常に少ないモーションプランニングの基本的定式化の方向性を示すこと。
アプリケーションとして本モジュールの性能を表現する事で、ロボティクス業界に対してアニーリングという選択肢を提示すること。
上記が研究で期待する成果である。

9.採択理由

ロボットアーム用制御アプリケーションの開発にアニーリングマシンを利用しようとしており,社会性のある提案である.アニーリングマシンでは,多くの制約を取り入れた最適化が可能であるため,多くの障害があり,モーション最適化に対して制約が多く発生する場合の解法として期待できる.一方で,ロボットアームの制御には多くの部分で連続値最適化が必要であると考えられ,アニーリングマシンが適しているかの検討も含め挑戦的な提案であると感じる.既存のアプリケーションとの比較検討が進み,実際にロボットアームを動かしたデモンストレーションができれば非常に面白い.ぜひ採択すべき提案と感じる.

10.契約辞退

採択者のうち、伊藤慶太氏は都合により契約締結に至りませんでした。

更新履歴

  • 2024年5月31日

    伊藤慶太氏の契約辞退について掲載しました。

  • 2024年5月29日

    2024年度採択プロジェクト概要(藤本・伊藤・坂口PJ)を掲載しました。