デジタル人材の育成

2022年度未踏ターゲット事業採択プロジェクト概要(秋島・藤元PJ)

最終更新日:2022年5月27日

1.担当PM

  • 田村亮(国立研究開発法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 主幹研究員/東京大学 大学院新領域創成科学研究科 講師)

2.採択者氏名

  • 秋島 遥(お茶の水女子大学 理学部情報科学科)
  • 藤元 彩花(お茶の水女子大学 理学部情報科学科)

3.採択金額

  • 3,600,000円

4.プロジェクト名

  • アニーリングマシンを用いたレシピ推薦サービスの開発

5.応募部門

  • ベーシック部門

6.応募枠

  • 通常枠

7.関連Webサイト

  • なし

8.申請プロジェクト概要

近年、持続可能な未来のために様々な問題が提起されている。我々はその中の一つである、店舗での食料廃棄、家庭内の家事の負担に着目した。店舗での食料廃棄は日本でも大きな問題となっており、612万トンもの食料が廃棄されているという事実がある。また、家庭内の家事は実に負担のかかる仕事であり、早急の改善が望まれる。特に、毎日の食事のレシピ考案は、考慮しなければならない点が多く存在し、厄介な家事の1つと言えるだろう。

そこで、本プロジェクトでは、費用や店舗在庫、栄養価等の様々なパラメータを考慮した、レシピ推薦サービスを提案する。レシピ選択にはアニーリングマシンを用いて、従来の手法よりも高速かつ柔軟な推薦サービスを目指す。

9.採択理由

レシピ推薦を組合せ最適化問題と捉えることで、アニーリングマシンを用いたレシピ推薦アプリを開発するプロジェクトである。近年、レシピがAPIを通して取得できるようになっており、これらをうまく利用することで、使用できる食材や店舗のチラシなどの入力からレシピを推薦するという戦略である。開発アプリを用いることで、家事の負担軽減、食品ロスの軽減といった社会問題を解決できる可能性があると感じる。

ぜひターゲットユーザーが利用しやすいアプリを開発してほしいと期待しています。未踏期間を経て、アニーリングマシンを使いこなせる人材として大きく羽ばたいてほしいと思います。

更新履歴

  • 2022年5月27日

    2022年度採択プロジェクト概要(秋島・藤元PJ)を掲載しました。