デジタル人材の育成

2018年度未踏ターゲット事業(アニーリング部門)プロジェクトマネージャー

最終更新日:2018年10月1日

IT人材育成本部
イノベーション人材センター
未踏人材グループ

2018年度未踏ターゲット事業(アニーリング部門)プロジェクトマネージャー

2018年度は、下記の方がプロジェクトマネージャーを担当します。

田中PMの写真

たなか しゅう

田中 宗

早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構 主任研究員(研究院准教授)

いま、世界各地でアニーリングマシンに関する研究開発が盛んに進められています。ハードウェア開発はもちろんのこと、ソフトウェア開発やアプリケーション探索といった領域で、様々な研究機関や企業が取り組んでおり、まさに成長段階にある計算技術です。私がPMを務めるこの未踏ターゲット事業は、アニーリングマシンを使ったアプリケーション開発及び、アニーリングマシンをより使える計算技術にするためのソフトウェア開発に挑戦する意欲的な方々を支援する事業です。

未踏ターゲット採択者の皆さんには、このチャンスを大いに活かし、野心的な大挑戦をして欲しいと願っています。アニーリングマシンに対する事前知識はあるに越したことはありませんが、より大切なのはコンピュータに対する強い興味や、開発に対する熱意であると考えます。

この未踏ターゲット事業では、PMやテクニカルアドバイザからの惜しみない助言を受られる体制を整えていますが、私たちはあくまで伴走者です。採択者の皆さんが独立的に、楽しく開発を進めていくことを強く期待します。

自らの開発成果によって、アニーリングマシンの発展に寄与する。また、自らの開発過程を通じて、アニーリングマシン業界に一石を投じる。こうした野心的な取り組みを自ら進めたいという強い意志を持つ方の応募をお待ちしています。

棚橋PMの写真

たなはし こうたろう

棚橋 耕太郎

株式会社リクルートコミュニケーションズ リードエンジニア

いま世界中で様々なタイプのアニーリングマシンの開発が活発に行われていますが、どのように使うとより社会の役に立つのか、どのような問題に対して効果的に利用できるのかなど、わかっていないことがたくさんあります。アニーリングマシンを使うためのソフトウェア環境の整備もまだまだこれからという状態です。もしかしたら、既存の最適化手法とアニーリングマシンをうまく組み合わせれば、さらに良いソルバーが開発できるかもしれません。今この分野は、若い力、そして常識にとらわれない新しいアイデアを必要としています。
私はPMとして、採択者の皆さんのアイデアを実現するためのお手伝いができればと思っています。
そして、皆さんと伴走する中で、新たなイノベーションの種が花開く瞬間を一緒に見届けることができれば何よりです。

田村PMの写真

たむら りょう

田村 亮

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 主任研究員
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 講師

アニーリングマシン向けアプリケーション開発,ツール開発は発展途上にあります.
このような状況下での技術開発には,既存の発想に捉われない豊かなアイデアが重要だと思っています.特に若い力が必要だと感じています.

採択者の皆さんの豊かなアイデアをいい形で具現化できるよう,PM業務を全うしたいと思っております. また,私自身,本未踏ターゲットを通じ,様々なバックグラウンドを持つ採択者と伴走することで,一緒に成長できたらと考えています.

更新履歴

  • 2018年5月31日

    2018年度未踏ターゲット事業(アニーリング部門)プロジェクトマネージャーを公開しました。

  • 2018年10月1日

    棚橋プロジェクトマネージャー、田村プロジェクトマネージャーの情報を追加しました。