デジタル人材の育成

未踏IT人材発掘・育成事業:2022年度採択プロジェクト概要(石井PJ)

最終更新日:2022年6月20日

1.担当PM

  • 岡 瑞起(筑波大学 システム情報系 准教授)

2.採択者氏名

  • 石井 峻(マイクロソフト コーポレーション カスタマーサクセス事業本部・カスタマーエンジニア)

3.採択金額

  • 1,368,000円

4.テーマ名

  • 切磋琢磨を促すリモートフィットネスアプリケーションの開発

5.関連Webサイト

  • なし

6.申請テーマ概要

本プロジェクトでは、健康維持や体力強化に効果的な運動ができるようにすることを目的とした、遠隔地にいる人同士が切磋琢磨しながら運動することを促すスマートウォッチアプリケーションを開発する。

身体的な運動を行うことは、体力や集中力の向上、肥満予防など、人間の健康維持のために必要不可欠であるが、個人ではモチベーション低下などの理由から健康維持や体力強化に効果的な運動を行うことは難しい。

一方、複数人で行う運動はモチベーションを維持しやすいが、事前に計画し、同じ時刻に同じ場所で集まって運動を行わなくてはならない。また、技能・体力レベルの異なる他者と行う運動は、モチベーションをかえって低下させ、効果的な運動にはならない。

そこで本プロジェクトでは、近年急速に普及しているスマートウォッチなど身近にあるデバイスを使用して、世界中の体力レベルの同等な人同士をマッチさせ、離れた場所から一緒に運動し、切磋琢磨することを促すアプリケーションを開発する。

本アプリケーションでは、種目や運動時間を入力すると、世界中で同じ運動をしたいと思ったユーザとマッチし、スピードや距離、心拍などお互いの運動中のステータスを確認しながらその運動ができるようにする。オプションとして、音声を繋いで会話をしながら運動することも可能にしたい。

また、合言葉を共有することで、離れた場所にいる知人と一緒に切磋琢磨しながら一緒に運動することができるようにもする。本アプリケーションを使用することで、従来のフィットネスアプリケーションでは運動が長続きしなかった人でも、他者と一緒に運動することによって、より効果的な運動を継続できるようになることを目指す。

7.採択理由

「だれかと一緒に運動したい!」という潜在的に多くのユーザが抱えているニーズに応えるために、遠隔地にいる人同士でも切磋琢磨しながら運動することを促すスマートウォッチアプリケーションを開発することを目指した提案である。

フィットネスアプリーケーションは多数存在するが、プロジェクトへの熱意と、提案者自身のスポーツに関するこれまでの経験と知見を活かし、未踏性を上手く設計することで、魅力的なプロダクトにつながることへの期待を込めて採択とした。

更新履歴

  • 2022年6月20日

    2022年度採択プロジェクト概要(石井PJ)を掲載しました。