デジタル人材の育成

未踏IT人材発掘・育成事業:2021年度採択プロジェクト概要(山本・下島・海老原PJ)

最終更新日:2021年6月25日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 首藤 一幸(東京工業大学 情報理工学院 准教授)

2.採択者氏名

  • 山本 恒輔(東京大学 川原研究室)
  • 下島 銀士(東京大学 矢谷研究室)
  • 海老原 祐輔(東京大学 三田研究室)

3.採択金額

  • 2,736,000円

4.テーマ名

  • 筋力トレーニングを全自動で記録するシステムとデバイスの開発

5.関連Webサイト

  • なし

6.申請テーマ概要

フィットネス業界の市場拡大と新型コロナウイルスによる外出自粛の影響により、人々の運動への意識は高まりつつあるが、実際には運動を始めても途中で断念してしまう人が多く、運動習慣の継続を支援する環境は十分ではない。

本プロジェクトでは筋力トレーニング(以降、筋トレ)の記録の自動化というアプローチで運動習慣の継続をサポートすべく、以下を開発する。

  1. ユーザ用ウェアラブル端末
  2. ジム用設置型デバイス
  3. 筋トレ判定アルゴリズム
  4. ユーザ用アプリケーション

ユーザがウェアラブル端末を装着して筋トレすることで、デバイスから筋トレ中のモーションデータが取得され、筋トレ判別アルゴリズムによって筋トレの内容と回数が記録される。ウェイトマシンによる筋トレの際は、回数と同じく重要なウェイト量のデータを、ジム用デバイスで取得する。筋トレの記録はユーザ用アプリケーションで確認でき、モチベーション維持や効率的な筋トレに役立てることができる。また、記録されたユーザの運動データを利用して、新たなコミュニティを形成したりパーソナルトレーナーの役割を果たしたりすることが可能となる。

さらに、本プロジェクトのジム用設置型デバイスを応用することで、ジムのIoT化にも貢献することができ、ジムの混雑度やマシンの稼働率を測定することが可能となる。

7.採択理由

筋肉トレーニングの種類と回数を自動的に記録してくれるシステムを開発する。そのために、ウェアラブル装置、ウェイトマシン用設置型デバイス、種類と回数を判定するアルゴリズム、また、アプリを開発する計画である。 競合の多いフィットネス領域である。ジムとの連携などを通じて、他にはない固有の価値を追求して欲しい。

更新履歴

  • 2021年6月25日

    2021年度未踏IT人材発掘・育成事業:山本・下島・海老原プロジェクト概要を掲載しました。