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国家資格「情報処理安全確保支援士」制度

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)になるには

最終更新日:2021年11月15日

登録セキスペになるためには、登録資格を取得してから、登録手続きを行わなくてはなりません。その方法や手続き内容、また登録セキスペになった方ができること(権利)と、発生する義務についてご案内します。

※資格活用を検討中の方向けのWebページがございます。こちらもご覧ください。

登録資格を取得するには

登録セキスペの登録資格は、「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験 [略号SC]」に合格することで得られます。
登録セキスペ試験については、こちらをご覧ください。 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験

登録セキスペ試験合格者に加えて、次の方々も登録資格があります。

登録セキスペ試験合格者と同等以上の能力を有する方
情報処理の促進に関する法律施行規則第一条の規定に基づき、次に該当する方が対象となります。
・経済産業大臣が認定した方
(警察、自衛隊、内閣官房、情報処理安全確保支援士試験委員のうち、所定の要件を満たす方)
・経済産業大臣が登録セキスペ試験の全部を免除した方
(IPAの産業サイバーセキュリティセンターが行う中核人材育成プログラムを修了し、1年以内に登録を受けること)

登録するには

登録日について
登録セキスペの登録日は年に2回です。
受付期限(いずれも当日消印有効)
  • 4月1日登録:2月15日
  • 10月1日登録:8月15日

登録手続き
「登録の手引き」をご参照の上、必要書類を揃え、IPAに申請を行ってください。

必要書類は、次の通りです(詳細は「登録の手引き」をご参照ください)。

  1. 登録申請書・現状調査票
    (Wordファイルに入力、登録免許税の収入印紙(9,000円)・登録手数料(10,700円)の振込を証明する書類が必要)
  2. 誓約書(WordまたはPDFファイルに入力・記入、署名)
  3. 情報処理安全確保支援士試験の合格証書のコピー又は合格証明書の原本
  4. 戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し(市区町村役所等で取得、原本を提出)
  5. 登録事項等公開届出書(Word ファイルまたはPDF ファイルに入力・記入)
  6. 登録申請チェックリスト(Word ファイルまたはPDF ファイルに入力・記入)

登録申請手続きの注意点
 

申請書類作成に時間がかかることもありますので、期日に余裕をもってご準備ください。

申請書類作成に時間がかかった例
  • 試験の合格証書を紛失しており、合格証明書の交付手続きが必要になった

登録セキスペの権利と義務

登録証と資格名称の独占使用
登録セキスペに登録された方は、登録証(カード型)が交付されます。登録証は、「登録番号」「氏名」「生年月日」「登録年月日」「登録更新回数」「更新期限」「試験合格年月日」等が記載され、登録更新回数に応じた3種類のカラーパターン( 「グリーン」「ブルー」「ゴールド」)があります。
また、「情報処理安全確保支援士」の資格名称、およびロゴマーク(登録番号を併記)を名刺、ビジネス文書、論文などに掲示が可能となります。
なお、登録セキスぺでない方が資格名称を使用した場合、「情報処理の促進に関する法律」第61条により罰則対象になります。

支援士登録証と資格名称の説明図

登録情報の公開
登録者としての情報が「検索サービス」に掲載され、一般公開されます(公開する項目は登録申請の際に選択できます)。
連絡先の情報や、得意分野、保有スキルなども記載できるため、自己アピールを行うことも可能です。

登録セキスペを探すなら 検索サービス

「検索サービス」の詳細は次のページをご覧ください。
登録セキスぺを探すなら「検索サービス」

登録セキスペとしての義務遵守
登録された方には、次の3点の義務があります。

  1. 信用失墜行為の禁止
    「情報処理の促進に関する法律」第二十四条に、「情報処理安全確保支援士は、情報処理安全確保支援士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。」と記載されています。
  2. 秘密保持
    「情報処理の促進に関する法律」第二十五条に、「情報処理安全確保支援士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。情報処理安全確保支援士でなくなった後においても、同様とする。」と記載されています。
  3. 講習受講
    「情報処理の促進に関する法律」第二十六条に、「情報処理安全確保支援士は、経済産業省令で定めるところにより、機構の行うサイバーセキュリティに関する講習を受けなければならない。」と記載されています。
    情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について
情報処理の促進に関する法律情報処理の促進に関する法律情報処理の促進に関する法律

上述の義務に違反した場合は、登録の取り消し、又は、一定期間の登録セキスペと名乗れなくなります。登録を取り消された方は、その後2年間は再登録することができません。また、「2.秘密保持」の義務違反は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金が課されます。

非常に厳しい義務に見えますが、これらは、登録セキスペを「信頼できる人材」であることを証明するしくみの一つです。

情報処理安全確保支援士 倫理綱領
上記に加え、登録セキスペが従うべき規範として、「情報処理安全確保支援士 倫理綱領」が定められています。これは登録セキスペが情報セキュリティの専門家として公正・誠実に行動することを求めるものです。これも、登録セキスペを「信頼できる人材」であることを証明するしくみの一つです。
倫理綱領倫理綱領

資格維持費用について
本資格維持のための費用としては、講習受講費用のみが必要となります。
情報処理の促進に関する法律受講費用:情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について