デジタル人材の育成
本プロジェクトでは、人との関わり合いを数値化し、量と状況を可視化する社会活動量計を開発する。
歩数計の登場により、1日にどれくらいの運動をしたら健康に良いのかという指標の発見につながった。近年では技術の発達から歩数計は身体活動量計へと変わり、ジョギングやサイクリングなどの身体活動を見分け、1日や1年間といった単位で振り返ることが可能になった。本プロジェクトでは、歩数計の身体活動量計への発展を参考にして、顔数計から社会活動量計を開発する。社会活動量計によって、どれくらい、どのように人と一緒に過ごすと健康に良いのかを知り、また、人との関わり合い具合をそれによって疲れる前に調節できるようにする。人との関わり合いをライフログとして記録し、フィードバックを行うことで、人との関わり合いの充実感の向上と疲労感の低下といった、社会的健康に向けた行動変容につながることが期待される。
1日、1週間、人とどれだけ会話したか、向き合ったかを測定する、いわば社会活動量計を開発する。これを使うことで、家族・友人・同僚などとの関わり方を見直すことができ、よりよい家庭/社会生活を得られる。どう測るか?測定結果をどう見せて、どう今後に影響を与えるか?といった課題がある。
言うまでもなく我々は社会つまり人との関係の中で生きており、関わり方やその量は心身その他に大きく影響する。この提案は、便利さよりは、(提案者自身を含めた)人が幸福に暮らすことを目指しており、当PMとしてはこの点に得難いものを感じており、期待する次第である。