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未踏IT人材発掘・育成事業:2021年度採択プロジェクト概要(開・鈴木・髙草木PJ)

最終更新日:2021年6月25日

1.担当PM

 藤井 彰人(KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業本部 サービス企画開発本部長)

2.採択者氏名

 開 航平(東京大学 大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 修士1年)
 鈴木 碩人(Sansan株式会社 DSOC(Data Strategy & Operation Center) 研究員)
 髙草木 和史(東京大学 大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻 修士2年)

3.採択金額

 2,736,000円

4.テーマ名

 動画認識を用いたテニスの戦術コーチングシステム

5.関連Webサイト

 なし

6.申請テーマ概要

 テニスにおける試合の勝敗は、主に技術の熟練度と戦術によって決まる。しかし、一般的にテニススクールや部活動で教えるのは技術に関することが多く、戦術を学ぶ機会や方法はあまり存在しない。この理由として、第一に個人の能力やテニスに関するデータや傾向によって最適な戦略が変わること、第二に個々人に最適化するためには個々人のデータ(試合中の配球・ショットのミス率・プレイヤのポジショニングなど)が必要だがその計測が難しいこと、第三にデータを取得できたとしてもそこから戦術をどうするべきかという具体的な行動指針に落とし込めないことが挙げられる。
 プロジェクトでは、アマチュアユーザが撮影できる程度の動画から、プレイヤ・ボール・コートの情報を計測する。このデータに基づき、試合中のシチュエーションごとにスタッツ(サーブの成功率などプロの公式戦でポイント間に表示されるデータ)や配球を可視化し、可視化した結果とプレー中の動画を結びつけるインタフェースを作成する。加えてプロのプレイスタイルを比較対象とすることで、自分の戦術を評価できるようにする。これらにより、誰でも自分のプレーをデータ化でき具体的な戦術も得られるコーチングシステムの構築を目指す。

7.採択理由

 テニスのゲームに勝つためには、要素技能の向上だけでなく、自身の技能にあった戦術が大切であるが、実際に戦術に関するコーチを受けられるのはトッププロに限定されているのが現実である。本提案では、誰もが自身のプレーをデータで振り返り、自分にあった戦術方針が得られるようなコーチングシステムの開発を目指している。
 画像解析やデータ分析が手軽に行えるようになった現在、スポーツ分野においてもITの活用は盛んであるが、メジャースポーツであるテニスという分野において、自身の技能や相手などのコンテキストを加味し、データに基づいた戦術コーチングを行えるアマチュア向けサービスは他に例のない新しい提案であり、本提案を採択した。
 提案メンバー全員がテニスプレーヤーで、本提案は彼らのニーズと情熱を元にしており、ビジネスサービスへの発展にも期待している。

更新履歴

 2021年6月25日 2021年度採択プロジェクト概要(開・鈴木・髙草木PJ)を掲載しました。

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