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未踏IT人材発掘・育成事業:2016年度採択プロジェクト概要(神野PJ)

最終更新日:2017年6月14日

1.担当PM

 石黒 浩(いしぐろ ひろし)
 ・大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 教授(特別教授)
 ・ATR石黒浩特別研究室室長(ATRフェロー)

2.採択者氏名

 神野 響一(東京大学先端科学技術研究センター)

3.採択金額

 2,304,000円

4.テーマ名

 高品質なセンサシステムを容易に構築可能にするプラットフォーム

5.関連Webサイト

6.申請テーマ概要

 本プロジェクトでは、社会インフラの維持管理、農場における生育指標モニタリングなど、実世界のセンシングを支援するプラットフォームを開発する。
 既に多くの IoT(Internet of Things)プラットフォームが展開されているものの、それらは無線通信やデータ管理に閉じているものがほとんどであり、各種分野の研究者・技術者が必要としている高品質な計測を直接的に支援するものは存在しない。土木系技術者や農学系技術者など、組み込み技術に精通していない研究者・技術者でも、高品質なセンシングシステムおよび可視化システムを開発可能なプラットフォームが重要である。よって本プロジェクトでは、100マイクロ秒程度の精度で同期してセンサ 値をサンプリング可能で、ロスなくデータを収集できるセンシング基盤を開発する。加えて、同期センシングという特徴に基づいたシンプルなデータ構造を策定し、それを用いた高速なデータ処理とアプリケーションに依存しない可視化機能を提供する、データ解析プラットフォームを開発する。
 本プロジェクトを通じて高品質なセンシングとデータ解析への技術的障壁を大幅に下げるだけに留まらず、オープンソース化、ビジネス化を含めた展開を目指す。センサネットワークが重要かつ手軽なツールとして広まることで、革新的なアプリケーションや新しいサービス・ビジネスの創出につながると考えられる。

7.採択理由

 所属研究室で開発されてきたマルチホップ無線プロトコルを利用しながら、高品質、高精度時刻同期可能な、無線センサデバイスプラットフォームをハードウェアから全て開発するという提案である。実用性を感じさせる提案で、応募者の開発意欲も感じられる。適切な応用を探索しながら実用化を目指した開発に取り組んでほしい。ただし、競合プラットフォームも幾つか既に存在するため、それらについてもよく調べて、優位点を探究する必要がある。

更新履歴

 2016年6月15日 2016年度採択プロジェクト概要(神野PJ)を掲載しました。
 2017年6月14日 関連Webサイトを追加しました。

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