ITパスポート試験合格者の学習実態等に関するアンケート結果
公開日:2026年10月26日
ITパスポート試験の受験を検討する際、「どのくらいの期間、どのくらい学習すればよいのか」、「どのような教材を選べばよいのか」と迷う方もいるのではないでしょうか。
そこで、ITパスポート試験の合格者を対象に、学習期間、学習時間、使用した教材・学習コンテンツ、受験のきっかけ、合格後に感じた変化についてアンケートを実施しました。
本ページでは、その結果を紹介します。ご自身の学習計画を考える際の一つの目安としてご活用ください。
アンケートの概要
| 対象者 |
ITパスポート試験を2025年10月から2026年7月に受験し、合格した方 |
|---|---|
| アンケート実施期間 |
2026年9月4日~2026年9月11日 |
| アンケート実施方法 |
情報処理技術者試験に関してのアンケートの送付に同意している方に対して電子メールで案内し、ウェブフォームにより実施 |
| 回答件数 |
3,297件 |
アンケート結果のポイント
- 学習開始から受験までの期間は「1カ月~2カ月未満」が最多
- 総学習時間は「50時間~100時間未満」が最多
- 平日は「30分~1時間未満」、休日は「1時間~2時間未満」の学習が最多
- 市販の参考書・問題集を使用した学習が最多
- 合格を通じて、自信や業務に関連する知識向上を実感
アンケート結果の詳細
就労・就学状況や年齢層、合格までの受験回数
回答の80%以上が社会人でした。年齢層は50代が最も多く、次いで40代、20代の順となりました。
受験時の就労・就学状況
- 社会人:81.3%
- 大学生・大学院生・専門学校生・短大生・高専生:8.1%
- 小学生・中学生・高校生:4.3%
- 無職・その他:6.3%
受験時の年齢
- 10代以下:6.3%
- 20代:17.5%
- 30代:15.7%
- 40代:23.5%
- 50代:28.4%
- 60代以上:8.6%
また、1回の受験で合格した方に限らず、複数回受験して合格した方からもご回答をいただいています。
合格までの受験回数
- 1回目:79.6%
- 2回目:13.0%
- 3回目以上:7.3%
受験前の状況
デジタル技術へのなじみ度
「受験前に、デジタル技術に関する内容について、どの程度なじみがありましたか」という質問に対しては、「日常的なPC・スマートフォン、インターネット利用が中心だった」という回答が最も多い結果であり、「ほとんどなじみがなかった」を含めると、全体の39.7%を占めました。
デジタル技術に関する内容にどの程度なじみがあったか(単一回答)
- ほとんどなじみがなかった:122件
- 日常的なPC・スマートフォン、インターネット利用が中心だった:1,188件
- 学校の授業、企業での研修、独学など、基礎知識を少し学んだことがあった:582件
- 仕事や学習で、デジタルツールや業務システムを継続的に使っていた:1,107件
- 仕事や学習で、システム開発に関する内容を継続的に学んだり、扱っていた:298件
受験のきっかけ
受験したきっかけとして最も多かったのは、「学校・会社から受験を勧められた、または必須だった」という回答でした。次いで、「デジタル知識を体系的に学び直したかったため」という回答が多く見られました。
受験のきっかけ(複数回答可)
- 学校・会社から受験を勧められた、または必須だったため:1,279件
- デジタル知識を体系的に学び直したかったため:1,029件
- 自分のデジタル知識の習得度を確認したかったため:813件
- 就職・転職活動、進学・進級で役立つと思ったため:738件
- デジタル技術以外にも、経営戦略、法務、セキュリティなど幅広い知識を学べるため:620件
- 仕事上、デジタル知識が必要になったため:603件
- 合格すると学校・企業から一時金や報奨金、手当等の支給があるため:514件
- 以前からデジタル技術に興味があったため:479件
- 家族・友人・同僚などに勧められたため:169件
- その他:140件
学習期間と学習時間
「学習開始から受験までの期間はどれくらいでしたか」という質問に対しては、「1カ月~2カ月未満」という回答が最も多い結果でした。
学習開始から受験までの期間が3カ月未満との回答は、全体の66.6%を占めました。
学習期間
受験までの学習期間(単一回答)
- 1カ月未満:613件
- 1カ月~2カ月未満:843件
- 2カ月~3カ月未満:741件
- 3カ月~4カ月未満:457件
- 4カ月~5カ月未満:117件
- 5カ月~6カ月未満:199件
- 6カ月以上:327件
学習時間
総学習時間
「合格までの総学習時間はどのくらいでしたか」という質問に対しては、「50時間~100時間未満」という回答が最も多い結果でした。
総学習時間が100時間未満との回答は、全体の70.9%を占めました。
総学習時間(単一回答)
- 25時間未満:488件
- 25時間~50時間未満:827件
- 50時間~100時間未満:1,023件
- 100時間~150時間未満:514件
- 150時間~200時間未満:250件
- 200時間以上:195件
「受験前に、デジタル技術に関する内容について、どの程度なじみがありましたか」に対する回答と総学習時間における関係をクロス集計したところ、回答の傾向として、デジタル技術へのなじみ度が高い区分ほど総学習時間が短い回答が多く見られました。
デジタル技術へのなじみ度と総学習時間の関係
- ほとんどなじみがなかった
- 25時間未満:12.3%
- 25時間~50時間未満:15.6%
- 50時間~100時間未満:26.2%
- 100時間~150時間未満:15.6%
- 150時間~200時間未満:14.8%
- 200時間以上:15.6%
- 日常的なPC・スマートフォン、インターネット利用が中心だった
- 25時間未満:8.7%
- 25時間~50時間未満:22.1%
- 50時間~100時間未満:33.9%
- 100時間~150時間未満:18.9%
- 150時間~200時間未満:10.3%
- 200時間以上:6.1%
- 学校の授業、企業での研修、独学など、基礎知識を少し学んだことがあった
- 25時間未満:11.3%
- 25時間~50時間未満25.8%
- 50時間~100時間未満:33.3%
- 100時間~150時間未満:14.9%
- 150時間~200時間未満:7.6%
- 200時間以上:7.0%
- 仕事や学習で、デジタルツールや業務システムを継続的に使っていた
- 25時間未満:16.2%
- 25時間~50時間未満:28.8%
- 50時間~100時間未満:30.3%
- 100時間~150時間未満:14.7%
- 150時間~200時間未満:5.2%
- 200時間以上:4.8%
- 仕事や学習で、システム開発に関する内容を継続的に学んだり、扱っていた
- 25時間未満:41.9%
- 25時間~50時間未満:25.8%
- 50時間~100時間未満:19.8%
- 100時間~150時間未満:6.7%
- 150時間~200時間未満:2.7%
- 200時間以上:3.0%
平日や休日の学習時間
「平日に1日平均でどのくらい勉強しましたか」という質問に対しては、「30分~1時間未満」という回答が最も多い結果でした。
平日の平均学習時間を「数分から1時間未満」とした回答は、全体の60.5%を占めました。
平日の平均学習時間(単一回答)
- 勉強していない:127件
- 数分~30分未満:802件
- 30分~1時間未満:1,193件
- 1時間~2時間未満:852件
- 2時間~3時間未満:192件
- 3時間以上:131件
「休日に1日平均でどのくらい勉強しましたか」という質問に対しては、「1時間~2時間未満」という回答が最も多い結果でした。
休日の平均学習時間を「数分から2時間未満」とした回答は、全体の61.6%を占めました。
休日の平均学習時間(単一回答)
- 勉強していない:362件
- 数分~30分未満:400件
- 30分~1時間未満:696件
- 1時間~2時間未満:935件
- 2時間~3時間未満:494件
- 3時間以上:410件
使用した教材・学習コンテンツ
「主に使った教材・学習コンテンツを教えてください」という質問に対しては、「市販の参考書や問題集」という回答が最も多く、次いで、「スマートフォンアプリ」、「インターネット上の無料コンテンツ」、「YouTubeなどの動画サイト」が多い結果でした。
使用した教材・学習コンテンツ(複数回答可)
- 市販の参考書や問題集:2,671件
- スマートフォンアプリ:1,291件
- インターネット上の無料コンテンツ:1,127件
- YouTubeなどの動画サイト:790件
- IPAウェブサイトで公開されている公開問題やシラバス:643件
- 通信講座やオンライン講座:326件
- 企業内研修・社内教材(勤務先が提供する研修や教材):139件
- 専門学校などの教育機関での講義や教材:71件
- 受験対策講座・資格スクール(民間の通学型講座・対面講座):51件
- 上記以外:83件
「最も使った教材・学習コンテンツを教えてください」という質問に対しては、「市販の参考書や問題集」という回答が最も多く、全体の48.6%を占めました。
最も使用した教材・学習コンテンツ(単一回答)
- 市販の参考書や問題集:1,601件
- スマートフォンアプリ:543件
- インターネット上の無料コンテンツ:537件
- 通信講座やオンライン講座:176件
- YouTubeなどの動画サイト:164件
- IPAウェブサイトで公開されている公開問題やシラバス:154件
- 企業内研修・社内教材(勤務先が提供する研修や教材):37件
- 受験対策講座・資格スクール(民間の通学型講座・対面講座):26件
- 専門学校などの教育機関での講義や教材:22件
- 上記以外:37件
合格後に感じた変化・役立ったこと
「合格したことで役立ったこと・よかったことを教えてください」という質問に対しては、「合格できたことで自信がついた」という回答が最も多い結果でした。
また、「デジタル技術に関する会話や資料の理解がしやすくなった」、「経営・法務・セキュリティなど、幅広い知識の理解が深まった」、「業務システムやデジタルツールの理解・操作に役立った」という回答も多く、仕事に必要な幅広い知識の習得などに役立ったと感じる回答が多く見られました。
合格したことで役立ったこと・よかったこと(複数回答可)
- 合格できたことで自信がついた:1,450件
- 仕事や授業で、デジタル技術に関する会話や資料の理解がしやすくなった:1,042件
- 経営・法務・セキュリティなど、幅広い知識の理解が深まった:940件
- 業務システムやデジタルツールの理解・操作に役立った:701件
- 継続的な学習習慣につながった:692件
- 社内評価の材料になった:621件
- 他の試験・検定の受験につながった:606件
- 就職・転職活動、進学でのアピール材料になった:505件
- 仕事上の課題解決や改善に役立った:307件
- その他:58件
- 特にない:290件
アンケート結果を閲覧する上での留意事項
- 本アンケートは、情報処理技術者試験に関してのアンケートの送付に同意したITパスポート試験の合格者を対象に実施したものです。このため、アンケート結果はITパスポート試験の合格者全体の状況を示すものではありません。
- 回答は自己申告によるものであり、学習期間・学習時間・学習方法には、受験前の知識や経験、学習環境等により個人差があります。アンケート結果は、合格に必要な学習量や学習方法等を保証するものではなく、学習計画を検討する際の参考情報としてご活用ください。
- 構成比は小数点以下の処理により合計が100%にならない場合があります。
- 同一人物による複数回の回答を技術的に制限していないため、同一人物による複数の回答が含まれる可能性があります。集計結果は回答件数に基づくものであり、回答者の実人数を示すものではありません。
参考
アンケート項目は次のファイルをご参照ください。
社会人・学生(大学生・大学院生・専門学校生・短大生・高専生)別における集計結果は次をご参照ください。