試験情報

情報セキュリティマネジメント試験とは

公開日:2023年3月31日

機密情報を守り、ITの安全な利活用を推進する、情報管理の要となる存在が、強く求められています。

ITの高度化やインターネットの普及が社会に様々な恩恵をもたらす一方、サイバー攻撃の手口はますます巧妙化・複雑化し、社会全体に対する非常に大きな脅威となっています。

「情報セキュリティをいかに確保するか」は今や組織にとって大きな経営課題ですが、標的型攻撃、内部不正などの多種多様な脅威は、「ITによる対策(技術面の対策)」だけではなく、適切な情報管理、業務フローの見直し、組織内規程順守のための従業員の意識向上といった、「人による対策(管理面の対策)」についてもしっかりとした取組みが重要です。
そのための情報セキュリティマネジメントを担う人材の育成をいかに推進していくかが、社会全体での課題であると言えます。

「情報セキュリティマネジメント試験」は、このような社会ニーズの高まりを背景に、政府の『「日本再興戦略」改訂2015』(平成27年6月閣議決定)や経済産業省 産業構造審議会で示された方向性を踏まえて、国家試験「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として創設されました(平成28年度春期から試験開始)。

情報セキュリティマネジメント試験とは

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。〈共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)レベル2相当〉

  • 1:部門全体の情報セキュリティ意識を高め、組織における情報漏えいのリスクを低減する!
  • 2:万が一トラブルが発生しても、適切な事後対応によって、被害を最小限に食い止める!
  • 3:情報セキュリティを確保することで、より安全で、積極的なIT利活用を実現する!

このような組織作りに欠かせない情報セキュリティマネジメント人材は、業種、職種を問わず、また、営業・企画・製造・総務・人事・経理などの部門を問わず、多くの現場で強く必要とされています。

次のような方に受験をお勧めします!

  • 業務で個人情報を取り扱う全ての方
  • 業務部門・管理部門で情報管理を担当する全ての方
  • 外部委託先に対する情報セキュリティ評価・確認を行う全ての方
  • 情報セキュリティ管理の知識・スキルを身に付けたい全ての方
  • iパス(ITパスポート試験)合格から、さらにステップアップしたい全ての方

試験実施日

CBT(Computer Based Testing)方式により、年間を通じて随時実施(令和5年度より)

  1. (注釈)
    身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施

受験手数料

7,500円(消費税込み)

試験区分

  • 試験区分詳細

春期・秋期に実施する試験区分は緑色です。春期に実施する試験区分はピンク色です。
秋期に実施する試験区分はオレンジ色です。
iパス(ITパスポート試験)・情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験は、全国各地の会場でCBT(Computer Based Testing)方式にて試験を実施中です。

「情報セキュリティマネジメント人材」育成のために

情報セキュリティマネジメント試験が対象とする人材を組織的に育成する上で役立つ各種コンテンツを公開していますので、ぜひご活用ください。