IPAについて
公開日:2024年6月24日
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
IPAとCatena-Xは、自動者業界のデータ共有における相互運用の検証に関する覚書(MOU)を2024年4月に締結しました。
今回のMOUの締結は、同業界のデータ共有エコシステムの相互運用性の実現を目的としたもので、最終的には各自動車業界相互間でのデータの共有・利活用の実現を目指します。
本MOUに基づき、Society5.0の実現に向けたアーキテクチャ設計を推進するIPAデジタルアーキテクチャ・デザインセンターが検証の準備や評価に向けた協働を進め、IPAとCatena-Xは相互運用の実現可能性について同年12月までに結論を出すことを目指して密に連携していきます。
2021年にドイツで設立された、自動車業界のサプライチェーン内のデータ共有を目的とするアライアンス。
「DX銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげるDXに取り組む企業を選定するものです。今年は51社を「DX銘柄2024」などに選定(注釈1)、DX銘柄の選定企業のうち特に優れた取り組みを行った3社を「DXグランプリ2024」に選定しました。
本レポートは全選定企業のDXの取り組みを紹介するもので、右記8社においては経営層などへのインタビューを掲載しています。経営ビジョンやビジネスモデル、AI活用といった各社の戦略や施策を、自社のDX推進の参考としてお役立ていただけます。
下記のほか「DX銘柄2024」「DX注目企業2024」の事例を掲載
(注釈)特に傑出した取り組みを継続している企業を選定
DX推進指標は、自社のDX推進状況を自己診断するツールです。「経営」と「IT」の視点で分類される35項目の指標からDXの成熟度を0~5の6段階で評価するもので、今回は2023年に提出された国内企業の診断結果4,047件を分析しました。
今回の分析では、35指標すべてにおいて全企業の現在値の平均が昨年から上昇し、全指標の平均は1.26へと微増したことがわかりました。上位5指標、下位5指標に着目すると、システムや外部との連携は積極的に進められている一方、人材の確保、育成、評価といった人材面の取り組みや投資意思決定・予算配分などの点ではまだ課題があることがうかがえました。
「プロダクトマネージャー」とは、製品・サービスの開発において関係者をリードしながらプロセスを管理・統括する専門職。
日本でもデジタルサービスを提供する企業などでは一般的になりつつある職種です。
IPAでは、DX人材の育成・確保の指針「デジタルスキル標準」で定義する“DX推進に必要な5つの人材類型”のひとつ「ビジネスアーキテクト類型」にてプロダクトマネージャーの役割や求められるスキルを新たに定義しました。
ビジネスアーキテクトとプロダクトマネージャーは担う役割や求められるスキルの類似性が高いため、プロダクトマネージャーの確保・育成においてもデジタルスキル標準の考え方を適用することができます。
ビジネスアーキテクトとプロダクトマネージャーの定義や共通点などを有識者が語る座談会の映像です。
両者の役割や育成・確保のために企業が企業が行うべきことなどについて理解を深めていただけます。