IPAについて
公開日:2024年4月18日
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
「デジタルスキル標準」は、経済産業省・IPAが2022年に策定したDX人材の確保・育成のための指針です。本指標はDXに求められるスキルやマインド、専門性などを明文化したもので、企業・組織が目指すDXの形に合わせて必要な人材像やスキルなどを洗い出すことができます。
今回開始した連載では、DXの原動力となる人材をどのように育成しているかに着目し、DXの取り組みの経緯やデジタルスキル標準の活用術について各企業にインタビューした内容を公開しています。
各社のDXに向けた試行錯誤の施策や独自の教育プログラムなど、DX推進の参考となる情報を発信していますので、ぜひご覧ください。
近年、雇用の流動化や国家間の技術情報の競争激化などにより、深刻な内部不正の事案が顕在化しています。転職時に前職の権限を悪用して機密情報を持ち出し、それを国外で利用しようとしたり、元の職場の部下からパスワードを聞き出し情報を不正に取得したりするケースも確認されており、手口が巧妙化、悪質化しています。
本動画は、内部不正の手口や不正を起こさせないポイントのほか、自社の経営者や管理部門だけでなく関連会社や国内外の委託先なども含め、組織全体で実施すべき内部不正対策について解説しています。
内部不正対策強化にお役立てください。
本書はDX推進に向けたITシステムの構築を支援するガイドで、DXを実現するための考え方やDXに求められるITシステム・技術要素群の全体像などを示しています。
今回の改訂版では、この全体像の中の「データ活用基盤」に着目し、DX実践のためのデータ活用に関する項目を拡充しました。
国や組織、分野を横断したデータ連携を可能にする空間「データスペース」と「AI」に関する解説を加え、後者ではDXの実現に向けてAIシステムが効果的に機能するための環境整備の観点から、AIのセキュリティ・セーフティへの課題や、注目されるAIの機能とその具体例などについて紹介しています。
AIセーフティ・インスティテュート(AISI)の初代所長を拝命いたしました、村上明子でございます。このたび、損害保険ジャパン株式会社のCDaO(Chief Data Officer)との兼務で日本初のAISIでの実務に携わることとなりました。
AISIは10府省庁と5政府系機関からなる政府横断的な組織で、安全・安心で信頼できるAIの実現に向けて、AIの安全性の評価手法の検討や規制の在り方を検討するための組織です。
規制というとブレーキのイメージを持たれることが多いのですが、安心してアクセルを踏む(AIの利活用を推進する)ためには必要なものと考えています。私はこれまでのキャリアの中で、AIの一分野である自然言語処理の研究、その研究内容を実務に活かすためのAIソフトウェア開発およびDX支援、そして、現職では自社のDXをけん引する立場を経験してきました。これらの経験を活かして、AIの安全性の評価やリスクに対する規制の在り方を検討し、皆様が安心してAIを活用できる社会の実現に貢献してまいりたいと思います。
AIの安全性については国際的にも関心が高まっていることから、先行してAISIを設立した英国や米国をはじめ、諸外国の関係機関とも連携しながら日本がグローバルな議論をリードしていけるよう取り組んでまいります。