試験情報

静岡県立沼津商業高等学校

「ITパスポート試験」の次のステップとしての「情報セキュリティマネジメント試験」

飯嶋 雄三 様、堀内 寛人 様

静岡県立沼津商業高等学校
情報ビジネス科長(飯嶋 雄三様)/情報ビジネス科 ITコース 3年生(堀内 寛人様)

3年間の学びの成果として、IT社会をたくましく生きる自信として、国家試験を支援

静岡県立沼津商業高等学校での試験に向けた取り組みは?

飯嶋:

当校には総合ビジネス科と情報ビジネス科があり、2年次からコースに分かれて専門的な学習を行っています。情報ビジネス科のITコースでは、生徒たちにとって学びの成果となり、自信にもなる「ITパスポート試験」に対応したカリキュラムで授業を行っており、3年次での合格を目標にしています。

また、ほとんどの情報機器がネットでつながっている今の時代は、セキュリティの知識が不可欠です。そのため、どちらの科でも1年次にはウィルス対策や個人情報管理などについて教えています。ITコースの2年次には、より深いセキュリティ関連の授業も展開しています。その中で、「ITパスポート試験」に加え、「情報セキュリティマネジメント試験」の受験を勧めており、学習方法のアドバイスをしています。

「ITパスポート試験」を応用してスキルアップが望める「情報セキュリティマネジメント試験」

「情報セキュリティマネジメント試験」受験のきっかけは?

堀内:
堀内寛人様お写真

私の場合は、先生に勧められたのはもちろん、「ITパスポート試験」より、ワンランク上の試験で、スキルアップに役立つと思ったからです。過去問題を何度も解く自己学習をしてチャレンジしました。世の中でIT化が進むのに伴い、セキュリティの重要性は高まってきています。そのベースとなる知識はもとより、さまざまな状況下で、どのように対応したら良いのかという対処法も習得できたので、社会人になる前に「情報セキュリティマネジメント試験」に合格できたことは、私にとって非常に有意義でした。

将来、どの企業でも活かせ、有利に働く力が身に付く

試験を通して得られたことや、実感できたことは?

飯嶋:
飯嶋雄三様お写真

IT社会の今、すべての人が最低限のセキュリティ知識を身に付けることが必須となりつつあります。将来、生徒たちが就職した際、自分自身のデータだけではなく、お客様から預かった大事なデータを守る意味でも、「情報セキュリティマネジメント試験」で得た知識は必ず役に立ちます。その思いから、基礎力のある堀内さんには受験を勧めました。ただ、午後試験の問題は、社会人経験のない高校生にとっては難しいのも事実です。単なる暗記ではなく、文章の読解力が求められ、そこから発展させ、考えていく力が必要となります。この試験を受けることで、そうした力も身に付くのではないでしょうか。

堀内:

先生がおっしゃる通り、午後試験は文章をしっかり理解することが大事ですね。単語一つひとつの意味をきちんと把握できれば、合格にグッと近づくと思います。また、試験会場には30~40代の社会人が多かったので、実務を知らない高校生の時から、セキュリティ知識を身に付けられたことは、将来、必ず有利に働くと実感でき、自信がつきました。

飯嶋:

堀内さんの合格実績は、後に続く生徒たちに活かしていきたいと考えています。当校には総合ビジネス科の「ぶっきー」、情報ビジネス科の「まうすけ」という2体のオリジナルキャラクターがありますが、これらは情報ビジネス科のマルチメディアコースの生徒たちが地域活性にもつながるようなキャラクターを生み出したいと、昨年、制作したものです。このように向上心の高い生徒たちが集まっているため、今後は学校全体に、合格者情報も発信しながら、「情報セキュリティマネジメント試験」をアナウンスしていく予定です。そして、一人でも多くの生徒に、同試験を通して、IT社会をたくましく生きていくために欠かせないセキュリティ知識を身に付けてほしいと思います。

  1. (注)
    掲載内容は2017年7月取材時のものです。