デジタル人材の育成
最終更新日:2020年2月10日
アジア各国におけるIT⼈材の育成・確保および各国との連携を強化することを⽬指して、わが国の国家試験である「情報処理技術者試験」の制度がアジア各国で活⽤されています。
フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア(※1)、モンゴルの6カ国においては、我が国の情報処理技術者試験をベースとした「アジア共通統⼀試験」を実施するための協議会「ITPEC(IT Professionals Examination Council)」が2005年11⽉に設⽴され、2006年より、IPAおよび各国が協⼒してアジア共通統⼀試験が実施されています。また、2014年10⽉より、バングラデシュにおいても、アジア共通統⼀試験が実施されています。
この試験は、同じ⽇に、同じ問題を使⽤し実施する共通統⼀試験であり、毎年4⽉と10⽉の年2回、⽇本の基本情報技術者試験相当、ITパスポート試験相当の試験が実施されています。2011年秋試験からは、応⽤情報技術者試験相当のものも年1回実施されています(※2)。なお、この試験は英語で実施しています(※3)。
この共通統一試験を通じて日本と共通の尺度で技術者を評価することができます。
IPAは、ITPEC加盟各国に対して試験の運用ノウハウの指導、日本の試験問題の提供などを行うとともに、各国が共同でアジア共通統一試験の問題作成ができるよう、問題作成ノウハウの技術移転といったサポートを行っています。
IT人材育成センター 国家資格・試験部 国際グループ
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