デジタル基盤センター
最終更新日:2024年3月28日
デジタル基盤センターは、社会や産業を構成する各システムに対してデジタル社会の基盤を提供します。これにより、多様なプレイヤーが自由にビジネスを展開し、マーケットやサプライチェーンを形成することや、様々な変革やイノベーション創出が進んでいくことを目指しています。
また、このような基盤整備の実現とともに、ソフトウェア・エンジニアリングの推進、デジタル技術を活用したDXの推進、未踏事業によるイノベーター発掘・育成・活躍促進といった事業により、社会全体の変革を図っていきます。
社会のアーキテクチャを設計し、先行的プロジェクトを実施するデジタルアーキテクチャ・デザインセンター、デジタル社会の中長期の基盤を作るデジタル基盤センターが協力して未来の社会を作っていきます。
具体的には、エンジニアリングにより基盤を整備し、その基盤の上で社会の各プレイヤーがトランスフォーメーションし、さらにイノベーションを起こしていく仕組みを作っていきます。
国や分野を超えたデータを中核とした社会、経済活動の空間であるデータスペースが今後のデータ駆動社会を考えるうえで重要になります。そこで流通するデータをAIで活用するなど、世界は産業競争力の源泉としてデータスペースの実現に強力に取り組んでいます。わが国でもデータスペースを推進していくため、データスペースの全体整理・推進、データの標準化、利活用の促進、AIの推進、品質確保等の取り組みを進めていきます。
モデルベースのソフトウェア開発手法、アジャイル型の開発プロセス、開発でのAI活用、オープンソースソフトウェアの活用等、ソフトウェア開発環境が大きく変化しています。また、システムは年々複雑化しており、その品質や安全性確保が重要になっています。一方で人月という旧来からの手法から脱皮しきれずにいます。そこで、環境変化を踏まえたソフトウェア・エンジニアリングの在り方について検討していきます。
デジタル技術の進展により、あらゆる社会活動や事業に対し、デジタルに対応した本質的な改革であるデジタルトランスフォーメーションが求められています。そこで、企業のデジタル化を推進する自己評価の仕組み、先進事例の紹介のほか、地域のデジタル化を目的とした教材の作成、講師の派遣等の活動を行っています。
デジタル社会の変化は速く、次々と革新的な技術が出てきており、また、開発からマーケットへの展開までのサイクルが非常に早くなっています。未踏事業により、革新的技術を開発する人材を発掘するとともに育成し、社会のイノベーションを促進していきます。