本事業は、2016~2019年度に実施しました。
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本事業は、2016~2019年度に実施しました。
ITシステムの役割が現場中心からビジネス中心へ、個別最適から全体最適へ、と変化する時代に、経営層がITシステム開発の上流に深くかかわることの重要性を2000年代に発信しました。以来10年が過ぎましたが、その間も上流工程の重要性が指摘されてきたにもかかわらず、上流工程の作業不備(手戻り)に起因した開発プロジェクトの失敗や運用後のシステムトラブルは無くなっていません。むしろ、ITシステムの大規模化・複雑化が進み、一部ではトラブルの発生数が増大しています。今後、システムが予想もしなかった相手とつながり、要求が多様化して複雑に深化すると、一つの不備が広範囲に影響し、社会に与えるインパクトは以前とは比較にならないほど甚大となります。
そこで、上流工程において歴然と変わらないシステム開発における問題への取り組みが大切になります。手戻りの問題には二つの傾向があります。要件定義に関する問題によるものと、既存資産を用いた再構築に特有な問題によるものが考えられます。IPAでは、こうした問題を解決するための課題を検討し、解決の指針を示すために「システム構築の上流工程強化」への取り組みを実施しました。
2016年3月にIPA内に設置したシステム構築上流工程強化部会、および同部会配下のシステム化要求WG、モダナイゼーションWGでは、課題解決のための活動テーマを設定し、活動の成果をガイドブックにとりまとめ、普及活動を推進しています。
ガイドブックを参考にプロジェクトの上流工程を適切に遂行することにより、要件定義の不備をなくし、成果物の品質を向上させることが期待できます。さらに、システム再構築における特有の難しさを踏まえた工期・コスト・品質への影響を明確化することで、ユーザ企業とベンダ企業の目線が合うことにより、システム構築の効率およびシステム全体の品質向上が期待できます。
公開日 | 資料名 |
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2012年4月 | 要求の変化を前提とした新たなシステム構築技術の課題を整理 「要求の変化に対応する情報システム構築技術の適用に関する調査」概要調査報告書 「要求の変化に対応する情報システム構築技術の適用に関する調査」調査報告書 要求発展型開発WG 2011年度 活動報告書 |
2012年3月 | 超上流工程の要求定義を変革する環境変化への取組みガイド |
セミナー開催日 | 講演資料名 |
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2018年3月 | 「再構築だから」と企画・要件定義フェーズを軽視していませんか? 現行システムの調査が「表面的」になっていませんか? 担保すべき「業務継続性」は明確になっていますか? 事例1:基幹システム再構築における業務継続性の担保 事例2:責任者が適切に対応を判断できる体制を整え、リスク軽減を図る |
2017年2月 | 失敗しない要件定義とリスク対策 |