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ユーザのための要件定義ガイド 第2版 要件定義を成功に導く128の勘どころ

ユーザのための要件定義ガイド 第2版 要件定義を成功に導く128の勘どころ
編集・発行元
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
社会基盤センター
発行日
2019年12月20日
サイズ
B5変形判
ページ数
498ページ
ISBN
978-4-905318-72-9
定価
2,500円(税込)

書籍概要

概要

本ページの情報は、2024年4月時点のものです。本事業は終了しているため、お問い合わせには対応できません。

一部表記に誤りがありました。詳細につきましては正誤表をご覧ください。
(第2版2刷では修正済みです)

デジタル技術を活用して企業のビジネスを変革し、自社の競争力を高めていく「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」が注目を集めるなか、従来のようなITベンダやシステム部門が中心になって要件定義をすすめるスタイルから、業務部門のユーザが主体的に関与するスタイルへの変革の必要性が増しています。

システムの要件を定義する責任は、構築されたシステムを利用してビジネスに貢献する役目を負うユーザにあると言われています。しかしながら、システム開発の遅延の過半は要件定義の失敗にあると言われるように、要件定義においては、その過程で様々な問題に直面します。

そこでIPAでは、要件定義の過程で直面する問題への対応をガイドすることが、ユーザへのよりいっそうの支援策となると考え、「ユーザのための要件定義ガイド(初版)」の内容を一新し、「ユーザのための要件定義ガイド 第2版 要件定義を成功に導く128の勘どころ」として公開しました。

このガイドは、要件定義のさまざまな局面において発生する問題に焦点を当て、その解決の勘どころとペアで説明する形式にしました。要件定義の基礎知識を習得する際だけでなく、問題発生時の対策検討の参考にもご利用いただけます。

  • 本ガイド上で説明する要件定義の問題カテゴリマップ
    図1.ガイドが説明する要件定義の問題カテゴリマップ

目次・構成

  • ガイド第2版の発行に際して
    • ユーザのための要件定義ガイド 第2版の発行に際して
  • はじめに
    • 上流工程の強化に向けたIPAの取り組み
    • デジタル時代の本格化
    • 改訂にあたって
    • 本ガイドの構成と想定読者
  • 第1章 背景
    • 1.1 システム開発の現状
    • 1.2 要件定義をめぐる環境の変化
  • 第2章 要件定義の問題認識
    • 2.1 各ステークホルダが意識すべきこと
    • 2.2 要件定義の問題
  • 第3章 要件定義の全体像
    • 3.1 要件定義の位置付け
    • 3.2 要件定義プロセス
    • 3.3 要件定義ドキュメント
    • 3.4 用語定義
  • 第4章 ビジネス要求定義(BR)における問題と解決の勘どころ
    • 4.1 ビジネス要求の獲得(BR.1)
    • 4.2 ビジネス要求の分析(BR.2)
    • 4.3 ビジネス要求の文書化(BR.3)
  • 第5章 システム化要求定義(SR)における問題と解決の勘どころ
    • 5.1 システム化要求の仕様化(SR.1)
    • 5.2 システム化要求の確認・評価(SR.2)
  • 第6章 要件定義マネジメント(RM)における問題と解決の勘どころ
    • 6.1 立上げ(RM.1)
    • 6.2 計画立案(RM.2)
    • 6.3 監視・コントロール(RM.3)
    • 6.4 終結(RM.4)
  • 第7章 要件定義の主要ドキュメント作成(DD)の勘どころ
    • 7.1 ビジネスコンセプトを確認する(DD.1)
    • 7.2 ステークホルダを漏れなく、正確に記述する(DD.2)
    • 7.3 重要な要求を漏らさず、正確に記述する(DD.7.3)
    • 7.4 データ構造を漏れなく、正確に記述する(DD.4)
    • 7.5 ビジネスプロセスを漏れなく、正確に記述する(DD.5)
    • 7.6 相互作用のモデルを漏れなく、正確に記述する(DD.6)
    • 7.7 コミュニケーション資料を作成する(DD.7)
    • 7.8 一覧系成果物で要求の抜け漏れを防ぐ(DD.8)
    • 7.9 インターフェースの確認を中心に要求の妥当性、実現性を確認する(DD.9)
    • 7.10 データの洗い出しだけでなく、標準化や管理方法も含めて仕様化する(DD.10)
    • 7.11 機能とデータとの間の整合性を検証する(DD.11)
    • 7.12 十分で妥当な非機能要求を定義する(DD.12)
    • 7.13 運用や移行、総合テストの要求も定義する(DD.13)
  • おわりに
    • おわりに
  • 付録
    • 付録1 共通フレームが規定する要件定義関連のプロセス
    • 付録2 システム要件定義のコツをまとめた「機能要件の合意形成ガイド」
    • 付録3 CMMI 1.3と本ガイドの記載の関係
    • 参考文献

購入方法

「ユーザのための要件定義ガイド 第2版 要件定義を成功に導く128の勘どころ」の販売は終了しました。

お問い合わせ先

本書の購入に関するお問い合わせ先

IPA 総務企画部 広報室

  • E-mail

    spd-bookアットマークipa.go.jp

更新履歴

  • 2024年1月10日

    販売終了しました

  • 2021年12月13日

    第2版2刷を公開しました

  • 2020年9月28日

    解説動画を公開しました

  • 2020年3月13日

    正誤表を公開しました

  • 2019年12月20日

    公開