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社会基盤センター

システム構築の上流工程強化(非機能要求グレード)

2019年9月18日更新

 国民生活や社会経済活動における基盤となった情報システムは、「大規模化・複雑化」、「利用の広がり」の点からますます高度化しています。このような高度化に伴い、情報システムの安定的なサービスが求められるようになっており、複雑なシステムを構成する多様なコンポーネントがきちんと連携してそのようなサービスを提供する「システム基盤」の実現が重要になっています。そのためには、提供したいサービスに対応する要求を適切に定義する必要があります。

機能/非機能要求の相違点と課題

  システム構築における要求には機能要求と非機能要求があります。このうち、非機能要求については、以下のような要件定義上の課題があります。

非機能要求グレード

非機能要求グレードとは

 「非機能要求グレード」は、「非機能要求」についてのユーザと開発者との認識の行き違いや、互いの意図とは異なる理解を防止することを目的とし、非機能要求項目を網羅的にリストアップして分類するとともに、それぞれの要求レベルを段階的に示したものです。重要な項目から順に要求レベルを設定しながら、両者で非機能要求の確認を行うことができるツール群です。

【非機能要求グレード2018】
 ◆非機能要求グレード本体(日本語版)
  1. 利用ガイド(利用編)…非機能要求グレードの利用方法の解説
  2. 利用ガイド(解説編)…非機能要求グレードの背景の解説
  3. グレード表…3つの典型モデルシステムとそれに対応する主な非機能要求項目の要求レベル
  4. 項目一覧…非機能要求項目の一覧表
  5. 樹系図…非機能要求項目を6つの大項目ごとに階層的に示した図
  6. 活用シート…グレードと項目一覧をまとめたもので、プロジェクトに応じてカスタマイズ可
  7. 利用ガイド(活用編)…利用シーンに応じた事例により、非機能要求グレードを活用するヒントを提供
 ◆周辺資料
  1. 小冊子「経営に活かすIT投資の最適化」…非機能要求の用語を易しい言葉に置き換えて解説
  2. 各種 研修教材…非機能要求グレードの具体的な利用方法が体得できる、演習付きの教材

【非機能要求グレード(初版)】
 ◆非機能要求グレード本体(英語版)
 ◆非機能要求グレード本体(中国語版)
 ◆周辺資料
  1.活用事例集…非機能要求グレードの活用局面を事例としてまとめたもの

利用手順

ユーザと開発者で全ての非機能要求項目を一度に均一的に確認、評価することは現実的ではありません。また、非機能要求項目間には、実際にはある項目が規定されることで従属的にその実現レベルが決定できる項目もあります。そこで、非機能要求グレードでは、まず重要な非機能要求項目から段階的に受発注者間で要求レベルを確認します。
1.モデルシステムの選定
開発するシステムに最も近いモデルシステムを1つ選択

モデルシステムシート

2.重要項目のレベル決定
樹系図で全体を俯瞰し、グレード表でレベル値を決定

グレード表

3.重要項目以外のレベル決定
項目一覧で非機能要求項目の要求レベルを決定

項目一覧

「非機能要求グレード」の効果

非機能要求グレードを通じてIPAは次のような効果を期待しています。

お客様(発注者)
  • 業務への情報システムの影響を明確に把握
  • 情報システムの安心・安全な利用や効率的利用
  • 情報システム費用の説明根拠の明確化

その結果

社会・IT業界 開発ベンダ(受注者)
  • より安心・安全で便利な社会インフラが実現
  • 健全な業界構造と業界発展
    (受発注関係や責任の明確化)
  • システム開発における手戻りコストの圧縮
  • システム運用におけるトラブル減少・削減

ダウンロード

非機能要求グレード2018 ダウンロード 詳細情報
非機能要求グレード本体(日本語版) 一括DL(zip) 詳細ページ
利用ガイド[活用編] 上記のZIPファイル「非機能要求グレード本体(日本語版)」に同梱されています 詳細ページ
各種研修教材 一括DL(zip) 詳細ページ
読本「経営に活かすIT投資の最適化」 pdf 詳細ページ
セミナー説明資料 pdf 詳細ページ
非機能要求グレード2018 改訂情報
~初版との差異~
pdf
非機能要求グレード(初版) ダウンロード 詳細情報
非機能要求グレード本体(英語版) 一括DL(zip) 詳細ページ
非機能要求グレード本体(中国語版) 一括DL(zip) 詳細ページ
活用事例集 ppt 詳細ページ

使用条件

使用条件については、それぞれの詳細ページをご覧ください。

関連情報

公開日 委員会活動 詳細情報
2017年9月
26日
非機能要求グレード改訂WG 詳細ページ
公開日 これまでの活動内容 詳細情報
2010年4月 非機能要求の見える化と確認の手段を実現する「非機能要求グレード」の公開 詳細ページ
2011年4月27日 ユーザー企業の経営層向け非機能要求の読本を公開 詳細ページ
2012年4月24日 「非機能要求グレード」の普及に関する調査報告書と活用事例集を公開 詳細ページ
2013年3月11日 非機能要求グレードの研修教材と利用ガイド[活用編]を公開 詳細ページ

更新履歴

2013年3月29日

・ダウンロードファイルを差し替えました。

1)グレード表
・C.5.3.1 ライフサイクル期間の社会的影響が殆ど無いシステムの
選択時の条件の[+]の説明
【修正前】社内規定などにより、システムのライフサイクル期間が5年以上と・・・
【修正後】社内規定などにより、システムのライフサイクル期間が7年程度と・・・
・C.5.3.1 ライフサイクル期間の社会的影響が限定されるシステムの
選択時の条件の[+]の説明
【修正前】内部統制等により、システムで実行する業務を10年間継続・・
【修正後】内部統制等により、システムで実行する業務を10年以上継続・・
2)項目一覧
・C.6.6.1 変更管理実施有無のレベル2の値を以下に修正
【修正前】新規に構成管理プロセスを規定する
【修正後】新規に変更管理プロセスを規定する
3)活用シート
・C.5.3.1 ライフサイクル期間の社会的影響が殆ど無いシステムの
選択時の条件の[+]の説明
【修正前】社内規定などにより、システムのライフサイクル期間が5年以上と・・・
【修正後】社内規定などにより、システムのライフサイクル期間が7年程度と・・・
・C.5.3.1 ライフサイクル期間の社会的影響が限定されるシステムの
選択時の条件の[+]の説明
【修正前】内部統制等により、システムで実行する業務を10年間継続・・
【修正後】内部統制等により、システムで実行する業務を10年以上継続・・
・C.6.6.1 変更管理実施有無のレベル2の値を以下に修正
【修正前】新規に構成管理プロセスを規定する
【修正後】新規に変更管理プロセスを規定する
・ダウンロードファイル(非機能要求グレード 利用ガイド[活用編])を差し替えました。
  -レイアウトのデザインやイラストの変更(DTPソフトで再作成)
  -全体的な文章の見直し
   (例:「要件」と「要求」のような用語や表記の揺れの統一など)
2013年6月1日 ・ダウンロードファイルを差し替えました。

1)グレード表
・C.5.3.1社会的影響が殆ど無いシステムの「選択時の条件」内の[-]文表記を削除
・C.5.3.1社会的影響が限定されるシステムの「選択時の条件」の説明
【修正前】・・・ライフサイクルを5年と決定したと想定。
【修正後】・・・ライフサイクルを7年と決定したと想定。
・C.5.3.1社会的影響が極めて大きいシステム「選択時の条件」内の[+]文表記を削除
2)活用シート
・C.5.3.1社会的影響が殆ど無いシステムの「選択時の条件」内の[-]文表記を削除
・C.5.3.1社会的影響が限定されるシステムの「選択時の条件」の説明
【修正前】・・・ライフサイクルを5年と決定したと想定。
【修正後】・・・ライフサイクルを7年と決定したと想定。
・C.5.3.1社会的影響が極めて大きいシステム「選択時の条件」内の[+]文表記を削除
2013年12月2日 ・センター名称を変更しました。
【修正前】技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター
【修正後】技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

・使用条件 1)PDF形式のドキュメント類 「3.」著作権表示を変更しました。
【修正前】Copyright (c) 2010 IPA
【修正後】Copyright (c) 2010-2013 IPA
2014年2月12日 ・使用条件 2)Excel形式のドキュメント類 「7.」を更新しました。
2018年4月25日 ・ダウンロードファイルを差し替えました。
・ダウンロードファイル(非機能要求グレード 利用ガイド[活用編])を差し替えました。
・ダウンロードファイル(読本「経営に活かすIT投資の最適化」)を差し替えました。
2019年3月28日 ・センター名称を変更しました。
・ダウンロードリンク先を変更しました。
・非機能要求グレード 利用ガイド[活用編]を改訂しました。
・読本「経営に活かすIT投資の最適化」を改訂しました。
2019年9月18日

・ダウンロードファイルを差し替えました。

非機能要求グレード2018 改訂情報の付録
・C.1.2.4 社会的影響が殆ど無いシステムの誤記修正(該当部分を青字で表示)