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セキュリティ・ネクストキャンプ2020 オンライン プログラム/講義一覧

最終更新日:2020年9月14日

本ページの情報は2020年9月時点のものです。

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講義一覧

特別講演・共通講義

IT周りの法制度,そして社会との窓口

分野・キーワード
  • 法律
  • 倫理
  • コミュニティ
  • 交流
  • 刑事
  • 民事
講師
講義紹介

サイバーセキュリティは技術だけで達成できるものではありません。ITが社会的,法的にどのように位置づけられているかをご紹介した上で,なぜその知識が必要なのか,いわゆるダークサイドに墜ちないためには何が必要なのかを皆さんと考えたいと思っております。

講義N1-1~N1-4

プロトタイプ駆動型アイディアソン

分野・キーワード
  • サンプル
  • プロトタイプ
  • アイディア
講師
講義紹介

新しいアイディアは,新たな知見を得たときに,それが既存の知識と組み合わさることで出ることが多くあるように思います. 様々な分野について,数百行程度でできるような簡単なサンプルやプロトタイプを多数作成し動かすことで,その本質や動作原理をつかみ,新たな知見を得ます.

さらにそれらを応用したり既知の技術と組み合わせることで,何か新しいものづくりへのアイディアを考え,プロトタイプ実装します. 扱う分野はネットワーク,プログラミング言語,低レイヤーなどを想定しています。

講義N2-1~N2-3

多種アーキテクチャでの脆弱性検証

分野・キーワード
  • CPUアーキテクチャ
  • アセンブラ
  • 脆弱性
講師
講義紹介

SECCON CTF 2019 の国際/国内決勝大会で出題された,多種アーキテクチャでの最短検証コードを競う競技を題材として,同じ原理のソフトウェア脆弱性が様々なCPUアーキテクチャ上で組み込まれた際に,それに対する検証コードを比較し,アーキテクチャの違いによる検証コードの違いという視点からCPUアーキテクチャの特性を確認します。

講義N3-1, N3-2

自作Cコンパイラはモブプロで最適化の夢を見るか?

分野・キーワード
  • Cコンパイラ
  • 最適化
  • AST
  • IR
  • ソフトウェア工学
  • モブプログラミング
講師
講義紹介

小規模な自作Cコンパイラに最適化パスを追加し,その最適化性能を受講者同士で競います。(とはいえCコンパイラ全部をつくるのは大変なので、最適化パス以外の部分はこちらで用意します…もちろん全部作ってもらっても構いません。) コンパイル対象となるソースコードは、事前学習時にいくつかお渡ししますので、まずはそれを参考に最適化パスの設計と実装を皆さんに行っていただきます。

キャンプ当日は、じっくり育てたみなさんのコンパイラを、当日に発表する追加のソースコードでも評価し、汎用的な最適化が実現できているかを確認します。さらに、公開されたソースコードや、参加者同士のディスカッションを受けつつ、お互いのコンパイラをモブプログラミングという手法を用いてどんどん改良してゆきます。 モブプログラミングは複数人で1台のパソコンを使ってコーディングする開発技術です。

ここ数年で流行ってきた手法で知名度は低いですが、とても実用的な技術ですので使いこなせるようになりましょう。オンラインでもできる手法です。モブプログラミング参加者はある程度のプログラミングスキルが求められますから、事前に練習しておくことが推奨されます。

講義N4-1, N4-2

組込みソフトウェアプラットフォームを理解する

分野・キーワード
  • 組込み
  • IoT
  • OS
講師
講義紹介

組込みシステムのOS,ミドルウェア,デバドラなどのソフトプラットフォームについて,全体アーキテクチャを把握し,ソースコードを読みながら解読します。遠隔・オンラインで実施できるよう,実機を使わずに仮想環境を用意する予定です。

講義N5-1, N5-2

物事をモデリングし、モデルエディタを自作して描いてみよう

分野・キーワード
  • モデリング
  • エディタ制作
  • オブジェクト指向
  • 抽象化
  • UML
講師
講義紹介

物事を俯瞰して捉えて整理・抽象化するモデリングスキルを身に付けましょう。 モデリングスキルはオブジェクト指向プログラミングやIoTやサイバーセキュリティの分野でも役立ちます。

モデリング は UML (Unified Modeling Language) で メタモデル を書きます。 オープンソースソフトウェアの WebGME を使って メタモデル を書くと、ドラッグ&ドロップで物事を描ける モデルエディタ ができあがります。

本講義では、世の中の物事を自由に選んでモデリングしていただき、WebGME を使って 各自オリジナル の モデルエディタ を自作し、自作モデルエディタを使って物事を描くハンズオンを行います。

講義N6-1, N6-2

信号を読み取ってみよう

分野・キーワード
  • ハードウェア
  • UART
  • オシロスコープ
講師
講義紹介

今やエアコンなどの家電にはインターネットに接続されてリモート制御が行えるなどの機能を備えたモデルも登場している。しかしながらこのようないわゆる情報家電と呼ばれる製品においても、例えばモータなどの駆動系を制御するモジュールとインターネットの通信をやり取りするモジュールは分離されていることが一般的であり、実際には通信を司る小形マイコンがポン付け実装されているに過ぎない。

そのため、攻撃者によって制御側への信号を直接盗み取ることで新たな物理的脅威が生み出されることから、それらを保護するための仕組みを検討していくことは喫緊の課題である。 本講義では、特にシリアル信号を対象としてそのデータを読み取る方法を学び、実際の信号を目で視てデコードすることまでを行う。最終的にはこれを実践することにより、信号への物理攻撃を回避させるための方策について検討することが本講義の最終目標である。