開催情報
長期にわたって保守開発をしてきたシステムは、レガシー化が進んでいませんか?
このようなシステムの再構築は、簡単ではありません。そこには、「現行業務仕様の理解不足」などによる再構築に特有の問題が内在します。この問題の解決には、上流工程においてリスクを明らかにして、対策をユーザ企業とベンダ企業で合意することが重要です。
そこで、本セミナーでは、ユーザ企業が現行システムの再構築を計画する際に、最適な手法を選択し、正確かつベンダ企業と齟齬を生じさせない「システム化計画」を策定するために必要な観点や留意すべきポイントについて、「システム再構築を成功に導くユーザガイド 第2版」を用いて解説します。
また、ユーザ企業とベンダ企業が合意形成する際に役立つ、現場の事例を交え、問題解決のポイントを紹介します。
さらに、経営層やシステム部門長、プロジェクトマネージャなどに向けて、システム再構築の際に発生しやすいトラブルとその対策をまとめた小冊子「デジタル変革に向けたITモダナイゼーション企画のポイント集」を用いて、経営層を含めたステークホルダ内でリスクと対策を共有し、システム再構築の計画に合意するポイントを掴んでいただきます。
主催 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
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後援 | 特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会(ITCA) |
開催日時 | 2018年8月21日(火)13:30~17:30 |
開催場所 | 〒113-6591 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階 独立行政法人情報処理推進機構内 会議室 (アクセスマップ) |
定員 | 60名 |
参加費 | 2,000円(税込) ・参加費は、受付時に現金でお支払いをお願いいたします。 ・受付にて、領収証を発行いたします。 ・お釣りがないようにご用意をお願いいたします。 |
募集対象 | ユーザ企業やベンダ企業にて、システム再構築の企画・計画など、上流工程の実務を担当する方。 |
セミナーで 学べること |
現行システムの再構築を計画する際の適切な手法の選択方法と、リスクを抽出する方法と対策の観点を学ぶことで、システム化計画書を作成するポイントを掴めます。 |
配布物 | ・書籍「システム再構築を成功に導くユーザガイド 第2版」 ・小冊子「デジタル変革に向けたITモダナイゼーション企画のポイント集」 ・事業成果集DVD「IPAソフトウェア高信頼化 早わかり 2018」 |
※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(お飲み物のお持ち込みは可能です。)
ITコーディネータの方へ
本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいておりますので、実践力ポイント獲得の機会となります。
ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※遅刻・早退の場合には、ポイントを認定しておりませんので、あらかじめご了承ください。
● 出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。
● セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)
プログラム
※プログラムは変更になる場合があります。
時刻 | 概要 |
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13:00 | 受付 |
13:30~ 14:10 |
「再構築だから」と企画・要件定義フェーズを軽視していませんか? ~システム再構築の問題に向き合う~ システム再構築をとりまく現状について、実例を交え紹介します。特に、再構築の現場で直面する、「現行踏襲」や「品質保証」などに関する問題を解決するための対策とその取組み内容を中心に解説します。 1. システム再構築をとりまく現状 2. 再構築の現場で何が起こっているか 3. 再構築の問題化を防ぐために IPA 社会基盤センター 研究員 山本 英明 |
14:10~ 15:00 |
現行システムの調査が「表面的」になっていませんか? ~最適な再構築手法の選択と、リスクの抽出~ システム再構築の目的を起点に、現行システムの状態と新システムの要件から、適切な再構築手法を選択すると同時に、リスクを抽出する方法を解説します。リビルド、リライト、リホスト、ハードウェア更改の4つの再構築手法に、システムの稼働状況や再構築プロジェクトの状況に応じて、最適な手法選択のプロセスを解説します。 1. システムの現状を把握する 2. 新システムへの要求事項に優先度をつける 3. 再構築手法の候補を選択する 4. 再構築手法を決定し、経緯とリスクをステークホルダ内で共有する IPA 社会基盤センター 連携委員 富士通株式会社 サービステクノロジー本部 システムインテグレーション統括部 担当部長 千田 正一 氏 |
15:00~ 15:10 |
休憩 |
15:10~ 16:00 |
担保すべき「業務継続性」は明確になっていますか? ~抽出したリスクの対策検討と合意~ 「現行踏襲内容の明確化」や「品質保証の検討」などの重要な観点を中心に、再構築手法を選択する際に把握したリスクの対応策を「システム化計画」に反映するためのポイントを解説します。 1.「何を」「どのような状態に」実現したいのかを明確にする 2. 利用実態を十分確認した上で、要件定義を行う 3. 品質保証方針は、上流工程で決定し、ステークホルダ間で合意を図る 4. 判断基準を作り、再構築のゴールを明確にする 5. リスク対応方針を整理し、システム化計画を合意する IPA 社会基盤センター 連携委員 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 技術革新統括本部 システム技術本部 生産技術部 ソフトウェア工学推進センタ 部長 大山 宏 氏 |
16:00~ 16:10 |
休憩 |
16:10~ 16:50 |
事例1:システム化計画に適切に開発対象のボリュームを反映 ~現行資産活用方針の検討~ システムを移行する際には現行資産の活用方針及び活用範囲を検討し、活用可能部分と開発対象を把握し、正しく見積もることが重要です。そのためには、技術リスクの除去、開発方式の決定、生産性の把握といった観点で検証した上で移行方針を決定する必要があります。 本講演では、ガイドの計画策定編「現行資産活用方針の検討」に関連し、現行資産を活用するケースにおいて、システム化計画に適切な開発対象のボリュームを反映させるための事前作業の事例を紹介します。 IPA 社会基盤センター 連携委員 日本電気株式会社 ソフトウェアエンジニアリング本部 シニアエキスパート 小林 茂憲 氏 |
16:50~ 17:30 |
事例2:責任者が適切に対応を判断できる体制を整え、リスク軽減を図る ~意思決定プロセスの策定~ 必ずしもシステム再構築に限った話ではありませんが、発生した課題の解決方針を確定できず、課題に対しての判断が遅れることにより、スケジュール遅延、コスト超過、品質低下といったリスクの発生確率が高まる恐れがあります。 本講演では、プロジェクトに関わるステークホルダ間での意志決定プロセスを明確化し、課題レベルに応じて責任者が適切に対応を判断できる体制を整えることで、リスク軽減を図ったシステム再構築事例を紹介します。 IPA 社会基盤センター 連携委員 東京海上日動システムズ株式会社 商品本部 商品システムデザイン一部 課長 林 慎一郎 氏 |
セミナー参加お申込み
締め切り日時:2018年8月20日(月) 17時00分
セミナー受講をご希望の方は、PCまたはスマートフォンから事前登録をお願いいたします。
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