産業サイバーセキュリティセンター

「第18回情報セキュリティ文化賞」受賞について

最終更新日:2022年2月16日

このたび、IPA産業サイバーセキュリティセンターに所縁のある3名(専門委員 梶浦敏範 氏、同 門林雄基 氏、サイバー技術研究室室長 登 大遊 氏)が「第18回情報セキュリティ文化賞」を受賞しました。

概要

情報セキュリティ文化賞は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じ、情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、情報セキュリティ大学院大学が2005年2月に制定したものです。本事業を継続することによって、情報セキュリティ文化についての関心を喚起し、わが国の生活・経済・産業基盤を支える自治体や企業など様々な組織の中で中核となりうる有為な情報セキュリティ人材の育成に繋げていくことを企図しております。

来る3月4日(金)、東京ビッグサイトで開催されるSECURITY SHOW 2022(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々らによる記念講演が10時40分より行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されます。

参考(引用元)

受賞者

梶浦 敏範 氏

一般社団法人経済団体連合会 サイバーセキュリティ委員会サイバーセキュリティ強化WG主査
IPA産業サイバーセキュリティセンター 専門委員

表彰理由: 株式会社日立製作所において、エンジニアリングワークステーション、タブレットPC、郵便区分機や金融システムの開発を手掛け、新規事業開拓部門の部長職就任後、2003年よりICT政策担当として、政府や業界団体の審議会等に多数参加し政策提言に寄与されたことに加え、経団連のサイバーセキュリティ委員会サイバーセキュリティ強化WG主査、主要経済団体を横断するサプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(SC3)の運営委員会議長および同コンソーシアム内に設置された地域SECUNITY形成促進WG座長等を務められ、我が国の産業界におけるサイバーセキュリティ対策に多大な貢献をされたこと。

門林 雄基 氏

国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授
IPA産業サイバーセキュリティセンター 専門委員、中核人材育成プログラム 講師

表彰理由: 産官学連携によるセキュリティ分野の研究開発に20年以上、人材育成に10年以上にわたり従事され、奈良先端科学技術大学院大学内に「サイバーレジリエンス構成学研究室」を立ち上げ教育・研究に尽力されている一方、ITU-Tサイバーセキュリティ作業部会主査、NICTのCYDER実行委員会実行委員、WIDE PROJECTボードメンバー等としても精力的に活動されていることに加え、IPA産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)の「中核人材育成プログラム」の講師としては主に国際関係のカリキュラムを担当し、広い視野を持った人材育成に寄与する等、我が国のサイバーセキュリティレベル向上に多大な貢献をされていること。

登 大遊氏

日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 特殊局員
IPA産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室室長

表彰理由: NTT東日本とIPAが共同開発した「シン・テレワークシステム」のコアとなるソフトウェアであり、遠隔地にある複数のLANをつないで1つのVPNを構築できる「SoftEtherVPN」を、筑波大学在学中の2003年度にIPA未踏ソフトウェア創造事業として開発する等、セキュリティ分野における独創性豊かな最新技術を生み出し、コロナ禍においては同システムの技術をベースにJ-LISとともに地方自治体におけるセキュアなテレワークを迅速に実現する環境を創り上げる等、官民双方の分野において有効なICTサービスの独自開発に取り組み続け、我が国のセキュリティ分野の発展に多大な貢献をされたこと。

お問い合わせ先

独立行政法人情報処理推進機構
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