最終更新日:2019年6月6日
本ページの情報は2019年6月時点のものです。
選択コースでは専門性を深めることと、多様性を作ることを重視します。 専門講義が始まる2日目は、専門性を深めるための日です。必修講義として、エントリーいただいたトラックごとに決められた講義を受講していただきます。 必修講義は2日目に丸一日をかけて行われ、トラックごとに特色のある講義が用意されています。トラックは4つが用意され、応募の際に選択できますので、自分の受講したいトラックを決めて応募してください。
3日目と4日目は、多様性を育む日です。選択講義として、応募時に選択可能な4つのトラックに加えて、特別トラックを加えた5つのトラックから、受講したい講義を各自で選択していただきます。他のトラックの講義を受講することも可能ですので、様々な分野に触れてみる良い機会としていただければと思います。
技術を持つ人が予期せず加害者となることがないように、セキュリティの技術的側面だけでなく、倫理や法律への遵守意識を高めることを目的として、法律を扱う講義を強化し共通講義だけでなく専門講義でも実施します。 法律と技術、そしてセキュリティとの関係の考察を、グループディスカッションを中心として実施します。
セキュリティ・キャンプのために用意した大規模ネットワークを題材とした講義を新設します。ネットワーク管理チームであるNOC(ネットワーク・オペレーション・センター)のメンバー自身が担当することで、より実践的かつここでしか体験できない、現場で活きる講義として実施します。
集中開発コースでは、セキュリティに関連するものづくりを重視しています。
このため集中開発コースでは開発テーマを定めて、期間中にはハッカソン形式で開発に集中していただきます。集中開発コースは3つのトラックを持ち、さらにトラック内をゼミとして分割しています。参加される方はゼミに属していただき、ゼミ内で各自のテーマでじっくり開発していただきます。
なお、募集はゼミ単位で行います。エントリーの際に選択できますので、自分の受講したいゼミを決めておいてください。
ジュニア開発ゼミは小中学生を対象として、集中開発コース内の特別ゼミとして実施し、数名程度を募集します。
ジュニア開発ゼミの選考は、選考基準を若年層に合わせて、小中学生に参加しやすいものにします。またゼミ内で参加者に合わせて実施するため、ひとつのテーマにじっくり取り組むことができます。小中学生の方は、ぜひ応募をご検討ください。
択コースは、応募時に用意される4トラックと3日目から設定される特別トラックの合計5トラックから構成され、「専門性」と「多様性」をテーマとしています。2日目はトラック別に必修講義、3日目~4日目は自由選択で選択講義を受講していただきます。(選択講義は、定員の都合によりご希望に添えない場合がございます。)
2日目に必修講義により専門性を高め、3日目以降は選択講義により、その専門性を持った上で、さらに広い分野に羽ばたいていき多様性を育んでいただくことを意図しています。
これからのセキュリティは、特定の分野や技術のみ詳しければよいという時代ではありません。様々な分野を経験してみる良い機会ですので、なるべくならば普段は触れないような、様々な分野の講義を選択し、多様な技術や価値観に触れていただくことをおすすめします。
用意した講義は、技術的に高度なもの、現実の脅威を扱うもの、先進的なもの、希少なものなど、様々です。セキュリティを深く広く学んでいただく足掛かりとなることでしょう。
社会基盤のIT化が進むとともに深刻度が増しているサイバー攻撃、本トラックではこうしたIT技術の"闇"に立ち向かう人材の育成を目指します。講師には、セキュリティサービスにおいて最前線で活躍する技術者に加え、サイバー攻撃対策の未来を拓く研究者を招き、実践的かつ体系化されたサイバー攻撃対策技術の講義・演習を提供します。講師陣に負けないくらいの熱意を持った方々の応募をお待ちしております。
このトラックでは、様々な新しい技術を用いたシステムを開発・運用して世の中に広げることをテーマにしています。
今回は「きちんと運用する」という事をテーマに、Web技術やそれを支えるクラウドを中心に第一線で活躍している講師を揃えました。
世の中を自分たちの力で変えていきたいと思っている方、お待ちしています。
このトラックの特徴は多様性です。大きなテーマは無く、おもしろそうなもの、旬なものを並べていますが、一方でそれは他の専門性では拾いきれなかったセキュリティのテーマを拾っている、とも言えます。今年度は昨年度同様にロングトラックにSHINOBOTと制御システム系のコラボレーションコンテンツを配置し、機械学習系、自動車、法的側面を持つフォレンジックスなどを並べました。セキュリティの多様な側面を堪能していただければと思います。
近年、CPUの脆弱性や海外通信機メーカーの不正チップ疑惑など、半導体デバイスに潜むリスクや脆弱性に対する懸念が深まり、低レイヤーと呼ばれる分野への関心が高まっています。一方サイバーセキュリティ人材育成は、その土台となる通信技術やコンピュータのハードウエア・ソフトウエアの知識とその上に成り立つ解析や検知などの技術の習得により可能となります。「フィジカルトラック」は通信技術やコンピュータのハードウエアにフォーカスしたコンテンツを提供します。
本年度のフィジカルトラックではLSI、組込開発、自動運転、ドローン、USB機器のハックなどハードウェアに密接に関わる部分をテーマとしてセキュリティを考察します。
ソフトウエアやインターネットを中心にサイバーセキュリティを学んでいる皆さんにとっても、フィジカルレイヤーからセキュリティを眺めてみることでより幅広い視野を身に着けて頂くのが本トラックの目的です。
集中開発コースは、合計3トラックから構成され、2日目以降の専門講義の時間をすべて単一のテーマに費やします。
選択コースと比べると、一つのテーマを深く学ぶことになります。若干の例外はありますが、基本的にはどのゼミもプログラミングをして何らかのセキュリティに関する開発を行います。もしプログラミングが好きなら、きっと心から満足できるでしょう。難易度は様々ですので、実力者だけではなく初心者も十分に応募可能です。
このトラックは、以下に紹介する2トラック(Y・Z)のどちらにも該当しない、標準的なゼミが集まっています。
計算機システムを構成する基本的な要素を深く学ぶためのトラックです。2019年は、x86(x86-64)やARM向けのOSを開発するゼミや、フルスクラッチでCコンパイラを開発するゼミが開講されます。
このトラックは、ELFマルウェアを絶対許さない、アンチウィルス実装のゼミを実施します。
まず、選択コースに応募するのか、集中開発コースに応募するのか、選んでいただきます。両方のコースに同時に応募することはできません。各コースの説明をよく読んだ上で、自分が受けたいと思うコースを選択してください。
4つのトラック(A~D)から、参加したいトラックを選んでいただき、そのトラックに応募していただきます。複数のトラックへ同時に応募することはできません。
また、エントリー後に応募課題の提出があります(課題回答ページ)が、課題の設問はトラックごとに異なります。エントリーしたトラックの課題を、エントリーしたトラックの課題回答ページに対して回答してください。
3つのトラック(X~Z)内の各ゼミから、参加したいゼミを選んでいただき、そのゼミに応募していただきます。複数のゼミへ同時に応募することはできません。
また、エントリー後に応募課題の提出があります(課題回答ページ)が、課題の設問はゼミごとに異なります。エントリーしたゼミの課題を、エントリーしたトラックの課題回答ページに対して回答してください。
小中学生の方は、これらの通常のコースとは別に、ジュニア開発ゼミにも併願することができます。
ジュニア開発ゼミにだけ応募することも可能ですし、それ以外のトラック(ゼミ)にだけ応募することも可能ですし、両方を併願することもできます。
ジュニア開発ゼミは、小中学生の方のみを対象としており、それ以外の方はご参加いただけません。
また、ジュニア開発ゼミとそれ以外のトラック(ゼミ)の両方を同時に応募(併願)される方は、以下の注意事項を必ずお読みください。
応募方法はセキュリティ・キャンプ全国大会2019応募要項のページを確認してください。
なお、応募課題が難しく感じられる方は、参加を目指す方へ ページを参照してください。