プレスリリース

プレス発表「4次元時空間情報利活用のための空間IDガイドライン 1.0版」を公開しました

独立行政法人情報処理推進機構

公開日:2025年4月28日

空間IDによる4次元時空間情報の利活用の普及促進へ

独立行政法人情報処理推進機構(IPA、理事長: 齊藤裕)は、「4次元時空間情報利活用のための空間IDガイドライン 1.0版」を公開しました。本書では、空間ID及び4次元時空間情報の利活用について、ユースケースを例示しながら、運用・技術仕様を指針として示しており、これにより、4次元時空間情報の普及と利活用が社会に進展することを目的としています。

背景

人とロボットやシステムが共生する Society5.0 の実現に向けては、現実世界の空間を仮想空間に再現するデジタルツインを構築し、仮想空間と現実世界を高度に融合させることで、デジタルツイン上で行われるデータの連携や分析を現実世界にフィードバックする仕組みが求められます。
IPA デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)では、デジタル庁からの依頼を受け、経済産業省をはじめとした関係省庁の支援のもと、空間IDを活用した4次元時空間情報の利活用に向けた検討を推進しており、この度、有識者検討会や実証事業の成果を踏まえ、「4次元時空間情報利活用のための空間IDガイドライン 1.0版」を公開しました。

概要

空間IDは地球上の特定の空間領域を一意に識別可能な識別子です。本ガイドラインでは、空間IDを用いて位置を特定するとともに、システムにおける共通的な仕様として空間IDを導入することで、様々な空間情報を時間情報も含めて効率的に処理するための技術開発やシステム実装について記載しています。

IPAでは、本書が活用されることで、空間IDによる4次元時空間情報の利活用が普及し、 空間情報を効率的に扱うことでシステム開発・サービス提供・データ連携が容易となり、ビジネス効率化や新サービスの創出に繋がることを期待しています。
詳細は、IPA公式ウェブサイトをご覧ください。

今後の予定

本書は、4次元時空間情報基盤アーキテクチャ検討会での議論や、実証事業・実装事例のフィードバックを元に、必要に応じて更新される予定です。

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