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非機能要求グレード2018 利用ガイド[活用編]と経営層向け読本を改訂

2019年3月28日公開
独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター

概要

 IPAでは、2010年4月に「非機能要求グレード」の初版を公開しましたが、その後、新たなセキュリティ脅威の増大やクラウド・コンピューティングに代表されるシステム基盤の多様化などが進んだことで、非機能要求が変化し、初版では、現在のシステム基盤に必要な内容を非機能要求として定義することが難しくなってきました。このような変化と課題に対応し、非機能要求の定義漏れを防止すべく、非機能要求グレードを改訂し、2018年4月に「非機能要求グレード2018」を公開しました。

 その後IPAでは、引き続き、非機能要求グレード改訂ワーキング・グループによる活動を継続し、この度、以下のガイド類を改訂しました。

 非機能要求グレードを活用する実務者は、利用ガイドが示す新たな利用シーンをもとに、社内横断的に活用できます。また、ユーザ企業の情報システム部門、およびシステム子会社の部門長やマネージャ層は、非機能要求を競争力強化の経営戦略に活かすために、経営層とコミュニケーションするツールとして読本を活用できます。

改訂のポイント

 非機能要求グレードは、主に新規システムの開発を想定して作成しましたが、現在では利用シーンが拡大しています。そこで、既存システムに関する稼動状態のアセスメントや、環境変化に伴う要求の見直しなどの利用シーンを実務者が理解して活用するために、「非機能要求グレード2018 利用ガイド[活用編] 第2版」として改訂しました。特に、「非機能要求グレード2018」で反映したセキュリティと仮想化の観点を中心に利用シーンを拡充しました。追加した主な利用シーンは、以下の通りです。

  • クラウドサービスへの要求を整理する
  • 情報セキュリティに関する新たな脅威に備える
  • 新技術の導入を検討する
  • クラウドサービス提供者としてSLAを検討する

 また、読本では、自動車の購入時における検討事項と情報システムの要件定義をドキュメンタリ風に対比して紹介していますが、初版以降の環境変化を反映し、さらに読みやすくなるように見直しました。情報システムの安心・快適に関わる要件定義についての理解を深め、事業リスクや投資効果を勘案した適切な情報システムへの投資を実現するために、ユーザ企業のCIOなど経営層に活用いただくことを想定しています。

 IPAは、今回の改訂により、非機能要求グレード2018のさらなる活用につながることを期待します。

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