社会・産業のデジタル変革
DX認定制度は、DX推進の準備が整っていると認められた企業を国が認定する制度です。
認定事業者は「企業がデジタルによって自らのビジネスを変革する準備ができている状態」とされ、自社をアピールしたり、公的な支援措置(注釈1)を受けることができます。
(注釈1)DX認定制度のロゴマークの使用や、中小企業を対象とした金融支援措置、税制による支援措置など、様々な支援措置があります。詳細は、経済産業省のサイトをご確認ください。
DX認定の認定基準の1つに、「DX推進指標」による自己診断(注釈2)が含まれています。
DX推進指標とは、経営者や社内の関係者がDXの推進に向けた現状や課題に対する認識を共有し、アクションにつなげるための気付きの機会を提供する自己診断ツールです。
DX認定の前に、DX推進指標を用いて自社の課題把握を行いましょう!
(注釈2)DX推進指標を用いた課題把握と自己診断結果の提出、またはDX推進指標以外を用いた自社独自の課題把握とその結果の提出が必要です。詳細は「DX認定制度:申請要項(申請のガイダンス)」をご確認ください。
まずは、DX推進指標のExcelフォーマットをダウンロードします。
35項目ある自己診断項目について、レベル0からレベル5までの6段階で自己診断します。
この際、経営幹部・事業部門・IT部門などのDX推進における関係者で話し合うのが有効です。
また、必須項目である現在(1)と目標レベル(2)の記入以外にも、設定したレベルの根拠や、
目標達成のために必要なアクションも記入することをおすすめします。
自己診断が完了したら、DX推進ポータルで自己診断結果を提出します。
自己診断結果を提出すると、他社のDX取り組み状況と自社の取り組み状況を比較できる「ベンチマークレポート」がもらえます。
全国での位置づけ、業界内での位置づけ、DX先行企業との比較ができます。DX推進における自社の立ち位置を知りましょう。
自社のDXができているのか?できていないのか?
関係者が集まって議論することで、認識の共有ができます!
DXの推進に向けて何をしたらよいのか?
次のアクションへの議論を行うことで、実際のアクションに繋げられます!
去年に比べて自社のDXは進んだのか?
毎年診断を行うことで、自社のDXの取り組みの進捗管理ができます!
DX推進指標は、全社を一丸にし、変革を加速させ、強靭な企業を実現します!
「DX推進指標利用者アンケート」によると、97%の企業が「DX推進指標が役に立った」と答えています。 また、DX推進指標の自己診断によって、自社のDX推進の課題に対する気づきとなったと回答した企業は94%にものぼります。
年1回のDX推進指標による自己診断で持続的なDXの実行につなげていきましょう。
まずは、DX推進指標の自己診断から、どんどん取り組みを進めていきましょう。
診断とアクションを繰り返すことが、トップ企業への近道です。
記入方法や回答方法などについてご意見・ご要望・ご質問などがございましたら、以下のメールアドレス宛にご連絡をお願いします。
IPA デジタル基盤センター デジタルトランスフォーメーション部 DX推進グループ