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「情報セキュリティ対策ベンチマーク バージョン4.7」と「診断の基礎データの統計情報」を公開

2018年10月26日
独立行政法人 情報処理推進機構


 IPAは、2005年8月からIPAのWebサイトで公開している「情報セキュリティ対策ベンチマーク」の診断の基礎データを最新のデータに入れ替え、バージョン4.7として新たにサービスを開始しました。
URL:https://www.ipa.go.jp/security/benchmark/

 情報セキュリティ対策ベンチマークは、組織の情報セキュリティ対策の取組状況(27項目)と企業プロフィール(19項目)を回答することにより、他社と比較して、セキュリティ対策の取組状況がどのレベルに位置しているかを確認できる自己診断システムです。診断時の回答項目は、ISMS(*1)認証基準(JIS Q 27001:2006(*2))附属書Aの管理策(*3)をベースに作成しており、ISMS適合性評価制度を用いるよりも簡便に自己評価することが可能です。
 本システムのバージョン4.7では、情報セキュリティを巡る環境変化や対策レベルの変化を勘案し、診断の基礎データを最新8年6ヶ月分のデータに入れ替えました。また、英語バージョン4.7も同時に公開しました。
 

診断の基礎データと統計情報

 情報セキュリティ対策ベンチマークでは、Web上の質問に答えると、散布図、レーダーチャート、スコア(点数)などの診断結果が自動的に表示されます。本システムで実際に診断を行った企業の診断データに基づき、自社の対策状況を他社の対策状況と比較することができます。
 2018年9月30日現在、利用件数は4万1000件を超え、診断の基礎データとして提供されたデータの件数(再診断を含む)は12,930件です。バージョン4.7では、2010/4/1~2018/9/30の8年6ヶ月間に提供された診断データの重複等を整理し、6,357件を診断の基礎データとして用います。
 なお、この6,357件の診断データを統計処理した情報を参考資料1にまとめました。
  1. 参考資料1「情報セキュリティ対策ベンチマーク ver.4.7」 (PDFファイル 2.8MB)には以下のデータを掲載しています。
    • 情報セキュリティ対策ベンチマーク利用状況
    • グループ別平均値と望まれる水準
    • 企業規模別平均値と望まれる水準
    • 業種別平均値と望まれる水準

  2. 参考資料2「情報セキュリティ対策ベンチマーク ver.4.7の質問一覧」 (PDFファイル 449KB)は紙ベースで診断するためのドキュメントです。

脚注

1 ISMS: Information Security Management Systems(情報セキュリティマネジメントシステム)
2 JIS Q 27001:2006 :ISMS適合性評価制度における認証基準。
3 附属書Aの管理策:情報セキュリティマネジメントシステム構築に必要な情報セキュリティ対策が133項目記載されています。

本件内容に関するお問い合わせ先:

IPA セキュリティセンター 内山
Tel: 03-5978-7508 Fax:03-5978-7546 E-mail: 電話番号:03-5978-7508までお問い合わせください。