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公開日:2022年7月27日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:富田達夫)は、令和4年度上期情報セキュリティマネジメント試験の合格者を本日発表しました。同試験の最年長合格者は82歳で、これまでの最年長記録である78歳を3年ぶりに更新しました。
情報セキュリティマネジメント試験は、組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的な知識・技能を評価する国家試験です。情報処理技術者試験においてレベル2(最も高度な試験区分がレベル4) に位置付けられ、部門における情報セキュリティリーダー向けの試験として、応募者数の約9割が社会人、約1割が学生です。本試験は平成28年に創設され、令和2年度からはCBT(Computer Based Testing)方式による試験に移行し、現在までの応募者総数は約22万人、合格者総数は約11万人です。
本日発表した令和4年度上期情報セキュリティマネジメント試験の応募者数は14,249名で、受験者数は13,129名、合格者数は8,032名(合格率61.2%)でした。今回の令和4年度上期試験(2022年6月)では82歳が合格し、これまでの最年長合格者記録であった、平成31年度春期試験(2019年4月)の78歳を3年2か月ぶりに更新しました。
なお、応募者数、受験者数、合格者数は以下のページの試験結果情報にも掲載しています。また、年齢別の応募者数・受験者数・合格者数等の統計情報は、令和4年度上期基本情報技術者試験の情報とあわせて、9月に公表する予定です。
情報セキュリティに関する基礎知識は、情報システム部門に限らずITを利用する全ての部門で必要です。IPAでは2023年4月から、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化を予定(注釈1)しています。受験者の利便性が高まることで、情報セキュリティに関する知識・スキルを習得する契機となり、組織全体の情報セキュリティレベル向上に寄与することを期待しています。