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プレス発表 7テーマ、22種類からなる情報セキュリティ・モラルに関する指導者向け教材を公開

小学校低学年向けにはSNSの利点だけでなく「危険な出会い」など負の側面を学ぶ教材も

2019年11月28日
独立行政法人情報処理推進機構

IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:富田 達夫)は、情報セキュリティ・モラルに関する指導者向け教材として、新たに22種類のパワーポイント資料を公開しました。これらは「小学校低学年」「小学校高学年」「中学生・高校生」「保護者・一般」の対象者別に、「SNSとのつきあい方」「知っておきたい情報セキュリティ」など7つのテーマで構成されています。

インターネット安全教室 教材ダウンロード

多様なインターネットサービスの出現やスマートフォンの普及により、若年層のインターネットの利用時間は増えていると考えられます。IPAが毎年実施している調査(脚注1)では、10代の情報セキュリティの脅威に対する認知度が他世代に比べ高い傾向です。一方、他人に推測されにくいパスワードを設定している割合は10代が一番低い傾向(脚注2)で、ネットを安全に利用するための意識が十分とはいえません。

本日公開した教材は7テーマで22種類あり(別紙参照)、15分相当のパワーポイント資料です。教材の主な特徴は、以下の通りです。

  1. 講義要領やパワーポイントのノート機能を充実させ、事象や用語に精通していない指導者でも講義が可能なこと
  2. 受講対象者の理解度に合わせた単語や表現を用いていること
  3. 対象、テーマ、実施時間に合わせ、22種類の資料を組み合わせて使用することが可能なこと
  • 1.小学1~3年、SNSとのつきあい方「きみならどうする?」オンラインゲームでできること
  • 10.中学生・高校生以上、知っておきたい情報セキュリティ「あなたのパスワードは大丈夫?」ID、パスワードの重要性
  • 13.保護者・一般、知っておきたい情報セキュリティ「そのメッセージ、信じて大丈夫?」新たな嘘警告の手口とその対策を知ろう
図:教材の表紙例

これら教材は、主に教育関係の指導者向けで、IPAが全国で主催する「インターネット安全教室(脚注3)」でも使用されます。講義資料は上記「インターネット安全教室 教材」ページからダウンロードが可能です。

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