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組込みソフトウェア開発の働き方を改革しよう
~本質を考える定量データ活用推進ワークショップ~

開催情報

 近年の組込みソフトウェア開発は、改良・派生開発が中心であり、以前のように試行錯誤しながら組込みシステムを作り上げる新規開発の機会が非常に少ないため、全体を俯瞰して設計する機会に恵まれていません。一方でIoTの潮流に乗って、様々なシステムとの相互接続があたりまえになると、システム思考の高信頼化対策が必要になり、品質を作り込む作業がいっそう大変になります。このような環境変化に対応するには、組込みソフトウェア開発を、より効率化することが必須です。
 本ワークショップでは、これらの開発における変化や課題について、自組織や業界の慣例を見つめ直し、今の働き方のどこを変えていくべきかを考え、それを実現する定量データの活用推進による開発効率化を議論します。

    ※2018年2月28日開催のワークショップの続編として、事例紹介と新たな討議テーマで開催します。
主催 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
後援 特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会(ITCA)
開催日時 2018年9月20日(木)14:00~17:00
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 40名
参加費 2,000円(税込)
・参加費は、受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
・受付にて、領収証を発行いたします。
・お釣りがないようにご用意をお願いいたします。
募集対象 〔現場の技術者、プロジェクトリーダ〕
  • 現在の仕事のやり方を効率的な作業に改善したいが、自分独りでは改善に取り組むことが難しいと思っている方。
  • 個人とチーム全体の能力を踏まえた、適切なプロジェクト計画を策定したいと思っている方。
  • プロジェクトの取りまとめから、全体を俯瞰した設計、プロジェクト内の進捗管理、リスクマネジメントまで、プロジェクト遂行に関わるあらゆる任務を負う状況を変えたいと思っている方。
〔品質保証・PMO・改革支援部門〕
  • 品質が作り込まれているのかどうかを評価したいが、作業内容を「見える化」する仕組みが上手く構築できないと感じている方。
  • 作業内容が「見える化」する仕組みはあるが、何をどのように評価してよいか分からない方。
セミナーで
学べること
組込みソフトウェア開発の現場において、日頃抱えている問題について「その本質が何か」を参加者全員で議論することで、その解決へのヒントや考え方を得ることができます。
配布物 ・書籍「組込みソフトウェア開発データ白書2017
・事業成果集DVD「IPAソフトウェア高信頼化 早わかり 2018」
SEC journal 最新号

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(お飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいておりますので、実践力ポイント獲得の機会となります。
ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※遅刻・早退の場合には、ポイントを認定しておりませんので、あらかじめご了承ください。

出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。  
セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
    氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

※プログラムは変更になる場合があります。

時刻 概要
13:30 受付
14:00~
15:00
プロジェクトデータから見える組込み開発現場の実態

 IPA では、組込み開発現場の実態を産業界で共有するために、「組込みソフトウェア開発データ白書」を発行し、開発プロジェクトの生産性、信頼性の指標を示しています。本講演では、2017年度版の分析結果に加えて、以下の現在試行中の新たな分析結果を紹介します。

・組込みシステムの製品特性で変わる生産性、信頼性の指標
・プロジェクトの成功/失敗で層別したプロジェクトデータ分析結果
・プロジェクトデータ分析から見えるITサービス系と組込み系の違い

<講師>
IPA 社会基盤センター 研究員
松田 充弘
15:00~
15:30
事例:流出障害を定量的に分析し、テスト観点を導きだす

 近年、開発規模の増大やシステムの複雑化に伴い、数多くの障害が検出されており、システムの弱点が見極めにくい状況になっていませんか?このような状況下において、蓄積された障害データを用いて、カテゴリカル・データ分析やテキストマイニングなどで、障害傾向を読み取り、テスト観点を定量的に見出す術を紹介いたします。

<講師>
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
CITP(認定情報技術者)
市山 正則 氏
15:30~
15:45
休憩
15:45~
16:30
全員参加型ワークショップ
テーマ:組込みソフトウェア開発の働き方改革
    ~自分自身とチームのパフォーマンスを把握して、
     プロジェクトが成功する作業パターンを作ろう~


 IoT時代に、ますます大規模化・複雑化する組込みソフトウェアの品質を高めるためには、個人の能力のみに頼る仕事のやり方では限界があり、チーム力を高めて対応する必要があります。そのためには、自分自身の能力を把握するとともに、チーム全体の能力を知ることが必要であり、更にどこにチーム力の不足が有るのかを明確にすることが必要です。また、組込みソフトウェア開発の現場には、ソースコード1,000行あたりのレビュー指摘件数やバグの検出件数の基準を設けるなど、作業の目安が定められているケースがありますが、開発現場にとっては、組織の分析を行わずに、数値目標を設定するやり方に対して懐疑的になることもあります。
 本ワークショップでは、参加者全員で、自組織や業界の慣例を見つめ直し、今の働き方のどこを変えていくべきかを議論を通して考え、それを実現する定量データの活用推進による開発効率化を議論します。

 【司会】
  松田 充弘 IPA社会基盤センター 研究員
 【コメンテータ】
  久野 倫義   IPA社会基盤センター 調査役
  市山 正則 氏  三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
16:30~
17:00
アンケート及びQ&A

セミナー参加お申込み

締め切り日時:2018年9月19日(水)  17時00分

セミナーの申込みについては、下記をご参照ください。

※旧ソフトウェア高信頼化センター(SEC)のSECセミナーお申込み方法(利用者登録)とは異なりますので、ご注意ください。

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事前申込みにあたっては、申込みフォームのExcelファイルをダウンロードし、申込みファイルに必要事項をご記入の上、
メールに添付して、下記の宛先まで送付してください。

・申込みファイル:申込フォーム(Excelファイル)

・申込みメールアドレス:


※参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
※申込みのキャンセルなどは上記の申込先のメールアドレスまでお知らせください。
※お席に限りがありますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をお願いさせていただく場合があります。