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サイバーセキュリティお助け隊(福岡を中心とする九州圏(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎))

最終更新日:2020年12月25日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター 企画部
中小企業支援グループ

2020年度の実証事業の参加申込は終了いたしました。多数のお申込みありがとうございました。

事業概要

 福岡県を中心とする九州6県(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎)の中小企業に対し、サイバーセキュリティの“予防”とインシデント発生の“判断”を行うため、エンドポイントとネットワーク双方のセキュリティサービスを提供します。
 また、セキュリティに関する“悩み相談やインシデント発生時の対処”の支援として、「相談窓口」を提供します。 加えて、インシデント発生時の深刻度確認や緊急処置などの対応をとるために、「インシデント判断支援」を提供します。
 これらをパッケージとして事業スキームを構築し、中小企業に“普及・浸透”を図るため地域実証を実施し、実態把握を行います。
 更に、本事業を通じ、当該事業スキームをベースに中小企業が加入しやすいサイバー保険の仕組みを検討し、実証終了後には商用セキュリティパッケージとして、対応可能範囲を広げるための体制、費用構造などの継続検討を実施します。

1.中小企業の実態把握

 参加企業に対してアンケート調査およびセキュリティ診断を実施し、地域ごと、業種ごとの相違等について分析を加え、地域・業種・その他属性に応じた対策支援体制構築の在り方や改善策を検証します。
アンケート調査は、定点観測および事業実施効果測定の観点から、実証前と実証後で2回実施します。
また、脅威が特異的に多い参加企業などに対しては、個別ヒアリングを実施し、支援体制構築・改善に役立てます。

2.地域実証の実施内容

 エンドポイント端末に対するマルウエアなどの標的型攻撃状況を「エンドポイント監視サービス Type-Y」、ネットワークセキュリティ状況をUTMによる「サイバーセキュリティ見守りサービス」で監視します。
 また、インシデント発生に備え、相談窓口およびリモートサポートサービスを提供します。
さらに、リモートサポートで解決できない事象に対し、駆け付けサービス(オンサイト保守サービス)を提供します。

3.実証結果を踏まえた検討

 本実証事業において、サプライチェーンを構成する中小企業のセキュリティレベルの現状を明確にし、SECURITY ACTIONに準拠して、駆け付け対応が必要となる1社あたりの対応コストを明確にすることで、必要なサイバーセキュリティ保険の内容を検討します。
 また、既設サービスの組み合わせと新たな運用プロセス追加を行い、SECURITY ACTIONに準じたセキュリティ対策を、中小企業が低コストで容易に利用できる、サービスのビジネス化を検討します。

実施者

株式会社BCC

協力者

・日本電気株式会社
・東京海上日動火災保険株式会社
・NECフィールディング株式会社

本件に関するお問い合わせ先

株式会社BCC
クラウドサービス事業本部クラウド営業部
担当者:奥
Tel:092-522-9800
E-mail: