プレスリリース

プレス発表「IPAと日本医療情報学会(JAMI)が相互協力協定を締結」

独立行政法人情報処理推進機構
一般社団法人日本医療情報学会

公開日:2025年12月1日

医療分野におけるセキュリティ人材の育成を推進

独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)と、一般社団法人日本医療情報学会(以下、JAMI)は、医療分野におけるサイバーセキュリティ対策強化に向け、2025年12月1日に人材育成に係る連携及び協力推進に関する協定を締結しました。

背景

医療情報は、病歴等の機微性の高い情報を含む患者の個人情報であり、適切な管理がなされなければ、患者の生命、身体の安全に直接影響を及ぼす可能性があります。また、医療情報を取り扱う医療情報システムは多岐に渡る一方で、中小医療機関ではセキュリティ知見を有する人材や財源が不足しています。特にランサムウェア事案などによる被害は問題視されており、医療セキュリティ人材の確保は急務といえます。

概要

2025年12月1日に、IPAとJAMIは、医療分野におけるセキュリティ人材育成に係る連携と協力を推進するため、協定を締結しました。

この協定は、サイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格である「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の制度を運営するIPAと、医療情報を管理・活用・提供する専門職である「医療情報技師」の育成と認定を行っているJAMIとで、医療分野におけるサイバーセキュリティ人材育成の推進を目指すものです。

両者は、医療分野における「登録セキスぺ」の活用機会拡大、「医療情報技師」のサイバーセキュリティ対応力強化に関する連携・協力に努めます。

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