AI白書2019
最終更新日:2021年2月15日
掲載日:2018年10月30日
独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター
概要
IPAはこのたび、2017年7月に発刊した「AI白書2017」の続編として、「AI白書2019」を刊行しました。今版は、幅広い分野におけるAI実用化の促進を主眼に、ユーザー企業の経営層やマネジメント層も新たに読者ターゲットに据えた構成としています。
本書では、はじめに我が国の産業の問題やAIによる取組みの方向性について、編集委員と有識者による対談を設けています。また、AI導入の参考となる250件以上のAI活用事例や技術動向についてアップデートを行っています。さらに、現地調査に基づく中国のAI最新動向、2017年度にIPAが実施したAI社会実装推進調査やアンケート調査の詳細報告など、AI導入に有効となる豊富なデータも提供しています。
本書が、AIへの正しい理解と適切な利活用の促進につながり、AI実装化のきっかけとなることを期待しています。
<編集委員>
委員長 |
- 中島 秀之
- 札幌市立大学 学長
|
委員長代理 |
- 浅田 稔
- 大阪大学 大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 教授
|
委員 |
- 川上 量生
- 株式会社ドワンゴ 取締役CTO
- 北野 宏明
- 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
- 代表取締役社長
- 喜連川 優
- 国立情報学研究所 所長、東京大学生産技術研究所 教授
- 辻井 潤一
- 産業技術総合研究所
- フェロー 兼 人工知能研究センター 研究センター長
- 松尾 豊
- 東京大学 大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻
特任准教授
|
AI白書2019の目次
第1章 巻頭特別対談
- 1. 1. 対談1 冨山 和彦 氏(経営共創基盤 代表取締役CEO)x 中島 秀之 氏(札幌市立大学学長)
- 対談2 尾原 和啓 氏(ITジャーナリスト)x 松尾 豊氏(東京大学 特任准教授)
- 1. 2. 解説「経営者(あなた)は(AIで)何を壊し何を創るか」
第2章 技術動向
- 2. 1. 総論(技術の全体像、マッピング)
- 2. 2. ディープラーニング
- 2. 3. 自然言語処理
- 2. 4. 知識処理とデータ
- 2. 5. 身体性とロボティクス
- 2. 6. AIと社会
- 2. 7. AI人材の育成
- 2. 8. 開発基盤
- 2. 9. 標準化・オープンプラットフォーム
- 2.10. 各国の研究開発
- 2.11. 今後の展望
- コラム 「AIによるクリエイティブの可能性」 川上 量生 編集委員
- 「機械学習工学」 丸山 宏 株式会社Preferred Networks
- 「構成的計算神経科学」 浅田 稔 編集委員
第3章 利用動向
- 3. 1. 総論
- 3. 2. 技術分野別のディープラーニングの利用動向
- 3. 3. 国内における利用動向
- 3. 4. 海外における利用動向
- 3. 5. AI導入予算・AI市場の規模
- 3. 6. 今後の展望
- 特集 データで見る中国のAI動向
- 資料A 企業におけるAI利用動向アンケート調査
- コラム 「日本の人工知能」 辻井 潤一 編集委員
第4章 制度政策動向
- 4. 1. 総論
- 4. 2. 知的財産
- 4. 3. AIに関する原則、ガイドライン等
- 4. 4. 制度改革
- 4. 5. 国内の政策動向
- 4. 6. 海外の政策動向
- コラム 「法整備はゆっくりやれば当然できる。スピードが肝」 喜連川 優 編集委員
- 「AIと倫理・社会受容性」 北野 宏明 編集委員
第5章 AIの社会実装課題と対策
- 5. 1. 総論
- 5. 2. 社会実装に係る課題調査
- 5. 3. 特定領域の深掘り調査
- 5. 4. 社会実装課題の抽出と分析
- 5. 5. 社会実装推進の方向性の提示
- 5. 6. 社会実装推進の方向性の特定領域への適用
- 5. 7. 今後の展望
プレスリリースのダウンロード
AI白書のバックナンバー
過去のAI白書はこちらをご覧ください。
AI白書2017
本件に関するお問い合わせ先
- IPA 社会基盤センター イノベーション推進部
- リサーチグループ 野村/西原
- Tel:03-5978-7522 Fax:03-5978-7517 E-mail:

更新履歴
2018年10月30日 |
掲載 |
2018年12月11日 |
概要更新と購入方法のご案内を追加しました。 |
2019年4月10日 |
電子書籍版のご案内を追加しました。 |
2021年2月15日 |
PDF版のご案内を掲載 |