電子署名付きメール

IPAからお送りするIPAメールニュースおよび情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験のインターネット願書受付関係のメールには、電子署名を付与しております。電子署名を付与することで、「電子メールの送信内容が途中で改変されていないこと」、「電子メールの送信者がIPAであること」を確認することができます。

電子署名とは

実際の社会では、契約書を交わすときなどに、本人がその契約書の内容を確かめ、正しいと認めたことを証明するためにその契約書に署名・捺印を行います。簡単にいうと、これらの契約書と署名・捺印の仕組みを電子化したものが電子署名です。

電子署名には、データ(契約書に相当)の改変を検知する機能があり、電子メールの送信内容が途中で改変されていなことが確認できます。また、電子署名には、信頼のおける発行者が発行する電子証明書を用いてデータの作成者(署名・捺印した者に相当)を確認する機能もあり、電子メールの送信者の身元を正しく確認できます。

電子署名付きメールを受信した際の確認方法

電子署名により、電子メールの送信内容が途中で改変されたことが検知された場合には、メール受信用ソフトでセキュリティ警告が表示されます。また、送信者の身元を確認するにあたり、電子証明書が信頼のおける発行元から発行されたものかどうかを確認する必要があります。

  1. 電子署名付きメールを受信した際、セキュリティ警告が出ていないこと

    セキュリティ警告が出たメールは信用しないでください。
  2. 送信元アドレスが「xxx@ipa.go.jp」または「xxx@jitec.ipa.go.jp」であること
  3. 電子証明書の発行者が以下のいずれかとなっていること。
    「SECOM Passport for Member PUB CA4」
    「GlobalSign PersonalSign 2 CA – SHA256 – G3」
    「JCAN Public CA1 - G4」
  1. メール受信用ソフトを通じて確認することができます。確認方法はメール受信用ソフトによって異なりますので、販売各社等にお問い合わせください。

注意事項

  • IPAからお届けする電子署名付きメールはS/MIME(エスマイム、Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions)という規格を用いています。
  • お使いのメール受信用ソフトがS/MIMEに対応していない場合には、メール本文は表示されますが、「smime.p7s」というファイルが添付されます。
  • docomo.ne.jp、softbank.ne.jp、ezweb.ne.jpなど携帯電話宛電子メールはS/MIMEに対応していないため、メールニュースでは、あらかじめ電子署名を付与せずにメールをお送りしています。

    情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験のインターネット願書受付関係のメールでは、宛先メールアドレスに関わらず、電子署名を付与してメールをお送りします。
  • 電子証明書の発行者が「JCAN Public CA1 - G4」となっているメールにおいては、2020年7月12日に中間CA証明書が失効となる事象が発生し、7月14日以前に当機構から送付したメールにおいて署名が検証エラーとなる場合があります。

    新しい中間CA証明書にて証明書を発行し直し、2020年7月15日現在、新しい証明書のメールにおいては、エラーが発生していないことを確認しております。ご利用の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしましたことお詫び申し上げます。

    詳しくは、次のWebサイトにてご確認ください。