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「Movable Type」の XMLRPC API における OS コマンド・インジェクションの脆弱性について(JVN#41119755)

最終更新日:2021年12月20日

 ※最新情報は、JVN iPedia(JVN#41119755)をご覧ください。  

概要

シックス・アパート株式会社が提供する「Movable Type」は、コンテンツ管理システムです。「Movable Type」の XMLRPC API には、OS コマンド・インジェクションの脆弱性が存在します。
遠隔の第三者によって、任意の OS コマンドを実行される可能性があります。

攻撃が行われた場合の影響が大きい問題であるため、できるだけ早急に、製品開発者が提供する情報をもとに、アップデートを実行してください。

2021 年 11 月 5 日 更新

2021年11月5日現在、本脆弱性を悪用した攻撃が確認されているため、出来るだけ早急に、製品開発者が提供する情報をもとに、対策を実施してください。

2021 年 11 月 9 日 更新

「Movable Type」をベースとした CMS である「PowerCMS」についても、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。こちらも出来るだけ早急に、製品開発者が提供する情報をもとに、対策を実施してください。

2021 年 12 月 16 日 更新

2021年12月16日、シックス・アパート株式会社は、2021年10月20日に公開したバージョンの修正が不十分であることが確認されたと発表しました。出来るだけ早急に、製品開発者が提供する情報をもとに、対策を実施してください。

本脆弱性の深刻度

脆弱性の深刻度は共通脆弱性評価システムCVSS v3とCVSS v2に基づいて定めている。

本脆弱性のCVSS v3深刻度

緊急

本脆弱性のCVSS v3基本値

9.8

本脆弱性のCVSS v2深刻度

III(危険)

本脆弱性のCVSS v2基本値

7.5

対象

次の製品が対象です。

開発者によると、すでにサポート終了をしたバージョンを含む、Movable Type 4.0 以降のすべてのバージョンが本脆弱性の影響を受けるとのことです。

2021 年 12 月 16 日 更新

影響を受ける可能性があるバージョンを更新しました。

対策

アップデートする

開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

詳しくは、開発者が提供する下記サイトの情報をご確認ください。

2021 年 12 月 16 日 更新

修正済みのバージョン、およびリンクを更新しました。

ワークアラウンドを実施する

開発者によると、アップデートを適用できない場合には、Movable Type の設定ファイル mt-config.cgi に対して次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能とのことです。

現在 XMLRPC API を利用していない、または今後 XMLRPC API を利用しない場合

mt-xmlrpc.cgi へのアクセスを、信頼できる接続元のみに制限する
CGI/FCGI として利用している場合
PSGI で利用している場合

継続して XMLRPC API を利用する場合

mt-xmlrpc.cgi へのアクセスを、信頼できる接続元のみに制限する
PSGI で利用している場合

参考情報

お問い合わせ先

IPA セキュリティセンター

  • E-mail

    vuln-inqアットマークipa.go.jp

※個別製品の脆弱性情報の詳細につきましては、製品開発者にお問い合わせください。

更新履歴

  • 2021年12月20日

    参考情報を更新

  • 2021年12月16日

    概要、対象、対策、及び参考情報を更新

  • 2021年11月24日

    参考情報を追記

  • 2021年11月9日

    概要、及び参考情報を追記

  • 2021年11月5日

    概要、及び参考情報を追記

  • 2021年10月20日

    掲載