概要
提供元のオラクルコーポレーションの情報によれば、商用ユーザに向けた「Java SE 8(Java Platform, Standard Edition8)」のアップデート・リリースは 2019年 1月に終了すると案内されています。
新たな脆弱性が発見されても、アップデート・リリースが提供されなくなり、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏洩や意図しないサービス停止などの被害を受ける可能性が高くなります。商用ユーザには、速やかなアップデート等の実施が求められます。
オラクルコーポレーションが発表したロードマップによれば、今後は Java SE の提供方法が変更になると案内されています。商用ユーザは、オラクルコーポレーションが公表している情報を十分に理解した上で、今後の Java SE を継続利用する場合についてのアップデート計画やサポートの利用計画(アップデート・リリースの適用)等を含め検討をしてください。
対策
これまでは、2年に 1度を目標に提供されてきた新機能追加によるメジャー・リリース・サイクルが、変更後は、6カ月に 1回(毎年3月、9月)毎に提供(フィーチャ-・リリース)されるようになり、また、新機能追加によるフィーチャ-・リリースが提供された時点で、古いフィーチャ-・リリースに対するアップデート・リリースはサポートが終了になると案内されています。
商用ユーザは、オラクルコーポレーションが公表している情報を十分に理解した上で今後の Java SE の利用形態についてご検討ください。
各バージョン毎の Java SE は以下よりダウンロード可能です。
Java SE Downloads
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
参考情報
Oracle Java SE サポート・ロードマップ
https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html
JDKの新しいリリース・モデルおよび提供ライセンスについて
https://www.oracle.com/technetwork/jp/articles/java/ja-topics/jdk-release-model-4487660-ja.html
補足:アップデート・リリースが提供されていない Java SE を使い続けた場合の被害
- サーバのプログラムに対し、悪意のある入力が行われる可能性があり、その結果、意図しない動作を引き起こし、情報漏えいや意図しないサービス停止の可能性があります。
オラクルコーポレーションによれば、新機能追加によるフィーチャ-・リリースが提供された時点で、古いフィーチャ-・リリースに対するアップデート・リリースはサポートが終了になると案内されています。このため、脆弱性が新たに発見されてもアップデート・リリースが提供されないため攻撃の被害にあう可能性が高くなります。例として、下記のような被害に遭う可能性があります。
図:Java SE の脆弱性を悪用したサーバへの攻撃
本件に関するお問い合わせ先
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詳しくは製品ベンダなどにお問合せください。
更新履歴
2018年11月07日 | 掲載 |