データの有効活用による技術革新や生産性向上を行うことで新たな付加価値の創出や課題解決を目指す「Connected Industries」が提唱され、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって、デジタル技術とデータ利活用を進めていくことの重要性が増加している中、データの提供を求められる側もデータを使用する側も、依然として、課題や懸念を抱える企業は少なくありません。
こうした状況を踏まえ、経済産業省はすでに公表済みの「秘密情報の保護ハンドブック」の別冊として「企業におけるデータ利活用・保護の戦略立案のための手引書(案)」(仮称;以下、手引書案)の作成を行う予定です。これに連動し、情報処理推進機構では、手引書案作成に資するためのデータ利活用の現状や課題に係る調査を実施しました。