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製造・生産現場でのセキュリティ・インシデント対応実践方法コース

概要

障害発生時、セキュリティに起因するものかどうか正しくかつ迅速に判断できなくては、その後の被害に大きな差が生じます。また、実際にセキュリティ・インシデントと判断された際、製造・生産現場の操業に影響を与えず、被害を最小化するための行動は事前に考える必要があります。しかし、製造・生産現場におけるセキュリティ・インシデントの事例はほとんどないことから、各社が実際の経験から学ぶことは困難です。さらに、インシデント対応時には、製造・生産現場だけではなく、IT部門、セキュリティ部門、リスク管理部門など他部署とも適切に連携しなくては解決できない可能性があります。

本コースではインシデント対応に必要な次の事項を身に付けることを目的としています。

  • 異常が発生した際、サイバー攻撃の可能性も考慮した初動対処を行い、障害の切り分けができること
  • 社内外の関連組織と連携し、影響を最小化しながら、原因究明、事業継続等の対応ができること
  • サイバー攻撃の事象や影響について、経営層や社外にわかりやすく伝えるために必要な情報を整理し、説明できること
  • サイバー攻撃が疑われる状況を早期に把握し、未然防止に向けた備えができること

カリキュラム概要(予定)

  • 導入
  • 運用時のワークフローについて
  • BCP視点での組織体制とルールについて
  • フローにおける判断のためのルールについて
  • 模擬訓練の実施によるワークフローの検証
  • インシデントに備えた平時の対策、再発防止策

講師プロフィール

中野利彦氏

【中野 利彦  株式会社日立製作所 制御プラットフォーム統括本部 セキュリティエバンジェリスト】

  • 1980年日立製作所入社,情報制御システムの人工知能技術やセキュリティ基盤ソフトウェアの開発を経て、現在、社会インフラを中心に、制御・IoTシステムにおけるセキュリティソリューション開発に従事
  • 政府の制御システム、産業サイバーセキュリティに関する委員を歴任/博士(工学)/電気学会会員
    <一部紹介>
  • 内閣官房 重要インフラサービス障害に係る対処態勢検討ワーキンググループ 委員(2017年~)
  • 経済産業省 産業サイバーセキュリティ研究会WG1 ビルサブワーキンググループ 委員(2018年~)
  • 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 制御システムSMS技術分科会委員長(2015年~)
  • 一般社団法人 日本経済団体連合会 サイバーセキュリティ委員会 サイバーセキュリティ強化WG 委員(2015年~)

想定対象者

<製造・生産部門>
〇製造プラント・工場:技術・管理・保全・計装・運転(システム)の部署に在籍される方
〇本社:企画・技術の部署に在籍される方
・インシデント対応に携わる方

開催日程

2020年1月20日(月)~1月24日(金):(5日間)

開催場所

独立行政法人情報処理推進機
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス

定員

40名

受講料

15万円(税込)

申込締切

2019年12月27日(金)17時00分

更新履歴

2019年10月1日
製造・生産現場でのセキュリティ・インシデント対応実践方法コースを公開しました。

2019年10月8日
プログラムのリーフレットを公開しました。

2019年12月27日
お申し込み受付を終了しました。

2020年1月10日
プログラムのリーフレットを更新しました。