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製造・生産現場向けセキュリティ教育の実施方法コース

概要

全社的に実施されているセキュリティ教育では、現場で業務を行うメンバーにはセキュリティが自身の課題であると認識されにくいため、現場では、QC、カイゼン、KY活動等をメンバー自らが行うことで、効率や品質を高め事業に貢献してきました。そこで、現場メンバーにセキュリティを意識づけるためには、現場主導型の方法(ボトムアップセキュリティ)でセキュリティ教育を実施することが重要です。

本コースでは、教育に必要な次の知識を身に付けることができます。

  • セキュリティの知識を持たない現場のメンバーに対して、セキュリティを確保する日常の取組みをわかりやすく説明する方法
  • 現場メンバーが、QC、カイゼン、KY活動等の一部としてセキュリティを確保する取組みを行なえるように指導する方法
  • セキュリティ実施状況の確認と改善を主導する方法

・QC(Quality Control):品質管理、KY活動(Kiken Yochi Training):危険予知活動

カリキュラムの概要(予定)

  • 現場のセキュリティ確保の考え方と取り組み事例
  • OT現場の業務に対するセキュリティ確保の活動
  • OT現場の業務に対するリスクの発見やセキュリティ確保の活動をカイゼン・QC活動からのアプローチ
  • QCや改善活動と比較しながらどのように実施すると良いのかをカイゼン・QC活動、KY活動をベースに演習する
  • 現場管理者・リーダとしてのリスク発見とセキュリティ対策についての方法論
  • 日常のセキュリティ確保の活動の取り込み、ルール・仕組み作り
  • セキュリティ確保の活動を取り込んだ説明資料・マニュアルの作成
  • OT現場の業務に対するセキュリティ確保の活動の提案
  • セキュリティ意識・理解を高めるための教育の提案
  • セキュリティ活動の実施状況確認、改善のフィードバック

講師プロフィール

原田要之助名誉教授

【原田 要之助  情報セキュリティ大学院大学 客員教授(名誉教授)】

  • 1979年から電信電話公社(現NTT)研究所で通信ネットワークの監視、制御システム、通信ネットワークのセキュリティアーキテクチャの研究等に従事
  • その後も、情報通信総合研究所でセキュリティ監査業務に従事し、国際的な規格・標準の策定に従事
  • 情報セキュリティマネジメントとガバナンス、情報セキュリティ監査とシステム監査が主な研究テーマ
  • 情報セキュリティマネジメントとリスク管理に関する著書多数
  • 情報セキュリティマネジメントシステムのボトムアップ手法について研究

想定対象者

<製造・生産部門>
〇製造プラント・工場:技術・管理・保全・計装・運転(システム)の部署に在籍される方
・製造プラント・工場内の現場教育に携わる方

開催日程

2019年12月16日(月)~12月19日(木):(4日間)

開催場所

独立行政法人情報処理推進機
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス

定員

40名

受講料

15万円(税込)

申込締切

2019年12月11日(水)17時00分

更新履歴

2019年10月1日
製造・生産現場向けセキュリティ教育の実施方法コースを公開しました。

2019年10月8日
プログラムのリーフレットを公開しました。

2019年11月28日
カリキュラム概要、及び講師プロフィールを公開しました。

2019年12月11日
お申し込み受付を終了しました。