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IoTの特徴を考慮した検証・評価のポイントを企業の事例とワークショップで学ぶ
~「つながる世界の品質確保に向けた手引き」活用セミナー~

 近年、IoT機器・システム・サービスは、様々な分野において多様な環境で幅広い層に利用されています。また、接続される機器の種類や数などが日々刻々と変化することもIoTならではの特徴です。そのため、IoT機器・システム・サービスのソフトウェア品質を確保するには考慮すべきポイントが多岐にわたります。
 そこで、IPAは、IT検証に関する技術力向上と標準化の活動を推進している一般社団法人 IT検証産業協会 (IVIA)と協働して、IoTの特徴を踏まえた新たなソフトウェア品質確保の視点として、検証・評価に関する考慮事項を「つながる世界の品質確保に向けた手引き」(以下、手引き)にまとめました。また、この手引きの内容が開発・運用の現場で考慮されているかを確認するための「つながる世界の品質確保チェックリスト」(以下、チェックリスト)を公開しています。
 本セミナーでは、この手引きとチェックリストを実際のIoT機器やサービスに適用した事例を紹介し、品質を確保・維持するために考慮すべきポイントの理解を深めます。また、検証・評価する場面を想定し、チェックリストを用いて行うワークショップ(グループ討議)では、手引きの活用方法を習得します。

※本セミナーは、2018年9月7日開催セミナーの内容が一部含まれます。
主催 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
後援 特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会(ITCA)
一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)
開催日時 2019年2月13日(水)14:00~17:10
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 50名
参加費 2,000円(税込)
・参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
・受付にて、領収証を発行いたします。
・お釣りのないようにご用意をお願いいたします。
募集対象 ・IoT機器・システム・サービスの開発者、保守者、品質保証者、運用者など、ソフトウェア品質に携わるすべての担当者。
セミナーで
学べること
IoT機器・システム・サービスの開発における品質を確保・維持するために必要な、IoTの特徴を考慮した検証・評価のポイントを理解し、チェックリストを用いた実践的な手引きの活用方法を習得できます。
配布物 ・書籍「つながる世界の品質確保に向けた手引き」
・小冊子「中小規模向けIoTの品質確認」
・事業成果集DVD 「IPAソフトウェア高信頼化 早わかり 2018」

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(お飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいていますので、実践力ポイント獲得の機会となります。ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※ポイント認定につきましては、遅刻・早退を認めておりませんので、あらかじめご了承ください。

  • 出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。
  • セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
    氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

※プログラムは変更になる場合があります。

時刻 概要
13:30 受付
14:00~
14:20
つながる世界の品質確保に向けたIPAの取組み
 つながる世界の品質確保に向けて行っているIPAの取組みの紹介と手引きの解説をします。
<講師>
IPA 社会基盤センター 調査役
宮原 真次
つながる世界の品質確保に向けたIPAの取組み [2.90 MB]
14:20~
14:40
事例1:見守りシステムの検証・評価への適用
 アイ・オー・データ機器が提供する「見守りシステム」は、お子様や高齢者などに端末を持たせ、基地局で電波を受信することで位置情報履歴を確認することができるシステムです。このようなシステムでは、位置情報の取りこぼし、他の無線との競合/誤認識、個人情報の漏洩などが脅威として想定されます。本講演では、このシステムにチェックリストを適用した事例を紹介します。
<講師>
つながる世界の品質指針検討WG委員
株式会社アイ・オー・データ機器
事業戦略本部 企画開発部 開発7課 課長
亀井 健一 氏
「見守りシステム」の検証・評価への適用事例 [1.08 MB]
14:40~
15:00
事例2:交通機関向け電波監視システムへの適用
 アンリツエンジニアリングが提供する「交通機関向け電波監視システム」は、無線通信を用いて不特定多数の運行中車両に様々なサービスを提供するネットワークを監視対象としています。このネットワークは、リアルタイム性が要求される一方で通信障害の発生が大きな脅威となります。そのため、監視システムではネットワークの特性を考慮しつつ、監視システム独特の要求・脅威についても検証する必要がありました。本講演では、監視システムにチェックリストを適用した結果・効果・課題などを紹介します。
<講師>
アンリツエンジニアリング株式会社
第1事業部 IoTソリューション部
市村 昂平 氏
交通機関向け電波監視システムへの適用 [1.41 MB]
15:00~
15:20
事例3:大規模IoTシステムのPoC(概念実証)への適用
 複数企業の製品やシステムを組み合わせたIoTサービスの開発を行う場合、各社とも自社の製品やシステムを中心に検討しがちで、検討が部分的になることがあります。これに対して、サービス全体のイメージを各社が理解するために実証実験(概念実証:PoC)が有効とされています。このたび「イベント会場での情報提供システム」のPoCを進めるためにチェックリストを活用しましたので、その内容と結果について紹介します。
<講師>
NTTアドバンステクノロジ株式会社
ICT総合検証センタ 主任技師
大濱 裕史 氏
大規模IoTシステムのPoC(概念実証)への適用 [1.00 MB]
15:20~
15:30
休憩
15:30~
17:00
【ワークショップ】
グループ討議:「つながる世界の品質確保チェックリスト」を体験的に学ぶ
ある事例に対し検証・評価する場面を想定し、「つながる世界の品質確保チェックリスト」を用いて品質を確保・維持するための重要な考慮ポイントを検討します。IoTの特徴を考慮しながら少人数(5,6名)で討議し、手引きの活用方法を習得します。
  • 事例のサービスの企画・開発・品質保証の立場になったことを想定
  • チェックリストを参考にして、そのサービスに対する具体的な確認項目を討議
<講師>
IPA 社会基盤センター 宮原 真次、宮崎 義昭、西尾 桂子
株式会社アイ・オー・データ機器 亀井 健一 氏
アンリツエンジニアリング株式会社 市村 昂平 氏
NTTアドバンステクノロジ株式会社 大濱 裕史 氏
「つながる世界の品質確保チェックリスト」を体験的に学ぶ [792 KB]
17:00~
17:10
Q&A及びアンケート

セミナー参加お申込み

締め切り日時:2019年2月12日(火) 17時00分

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