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「非機能要求グレード」実践セミナー
~システム基盤の非機能要件定義を体感的に身につける~

昨今、ITシステムの大規模化・複雑化が進み、一部ではトラブルの発生数が増大しています。今後、予想もしなかった相手とシステムがつながり、要求が多様化して複雑に深化すると、一つの不備が広範囲に影響し、社会に与えるインパクトは以前とは比較にならないほど甚大になります。

不備が存在する一因は、本来の機能以外の要求である非機能要求(サイバー攻撃を防御しきれずに侵入されることを前提とした新しいセキュリティの考え方やログの相関分析といった新しいセキュリティ対策など)を定義することの難しさが挙げられます。また、非機能要求の重要度を判断し、どの領域で、どの程度の数の非機能要求項目をどのような水準で決めればよいのかといったノウハウを、非機能要求を定義する担当者がもっていない、あるいは十分に活用できていないことが要因として考えられます。

IPAは、このような問題を解決するために、重要な項目から段階的に詳細化しながら非機能要求の確認を行うツールである「非機能要求グレード」を2010年から提供しており、2018年4月には、非機能要求の変化に対応した改訂版「非機能要求グレード2018」を公開しました。 本セミナーでは、この「非機能要求グレード2018」を用いた講義と演習により、現場で実践的に活用できる力を身につけることができます。

※本セミナーは、2018年8月29日開催のセミナーと一部同一の内容が含まれます。

主催 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
共催 一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)
後援 特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会(ITCA)
開催日時 2018年12月18日(火)10:30~17:30
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 30名
参加費 3,000円(税込)
  • 参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
  • 受付にて、領収証を発行いたします。
  • お釣りのないようにご用意をお願いいたします。
募集対象
  • システム基盤の要件定義を担当する方(機能要求・非機能要求)。
  • 非機能要求の定義がはじめての方・興味のある方。
  • 非機能要求グレードを実務に活用したい方。
セミナー
で学べる
こと
非機能要求グレードを用いて、システム基盤に関する非機能要求を段階的に詳細化して定義する方法を理解し、現場で実践的に活用する力を身につけることができます。
配布物

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(お飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいていますので、実践力ポイント獲得の機会となります。ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※ポイント認定につきましては、遅刻・早退を認めておりませんので、あらかじめご了承ください。

  • 出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。
  • セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
    氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

※プログラムは変更になる場合があります。

時刻 概要
10:00 受付
10:30~
12:30
非機能要求グレードの講義
 情報システムを開発する際、ユーザ企業と開発企業の双方が要求を正確に認識するためには多大な苦労を伴います。なかでも非機能要求はその認識共有が難しく、手段も確立していません。本講演では、システム基盤における非機能要求の項目を段階的な選択肢として提示し、メニュー化した「非機能要求グレード」について解説します。また、8年ぶりに改訂した、「非機能要求グレード2018」の改訂ポイントを併せて解説します。
  • 非機能要求の重要性と課題
  • 非機能要求グレードを構成するツール群の紹介
  • 「非機能要求グレード2018」の改訂ポイントの解説
  • 非機能要求の合意プロセス(ケーススタディ)
<講師>
非機能要求グレード改訂WG委員
富士通株式会社
デジタルフロント事業本部 デジタルビジネス事業部 ソーシャルエコノミー推進室
マネージングITアーキテクト
河野 太基 氏
12:30~
13:30
休憩
13:30~
17:30
【グループ演習】非機能要求グレードを体感的に学ぶ
 非機能要求グレードを実際に用いて、ハンズオンを行います。運用時に発生したトラブルを題材に、モデルシステムの選択、重要項目の調整、メトリクスの検討・決定など、非機能要求を段階的に詳細化して定義する方法を実践的に学びます。また、ステークホルダ間で発生しやすい意識の齟齬や行き違いなどを体感することで、グレード表を使ったコミュニケーションの重要性について理解を深めることができます。
<講師>
非機能要求グレード改訂WG委員
富士通株式会社
デジタルフロント事業本部 デジタルビジネス事業部 ソーシャルエコノミー推進室
マネージングITアーキテクト
河野 太基 氏

セミナー参加お申込み

締め切り日時:2018年12月17日(月) 17時00分

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