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事例から学ぶ、ITサービス高信頼化へのアプローチ
~障害事例から根本原因を分析し教訓化するプロセスを学習~

情報処理システムは今や私たちの生活や経済を支える社会基盤に深く浸透しています。それに伴い、これらのシステムに障害が起こると、その影響は大きく、社会全体に波及します。現状では、システム障害の原因や効果的な分析方法、発生防止対策などの情報は、自社内では再発防止として共有されていますが、他社のシステム障害を自社の未然防止対策として活用する情報共有までは行われておらず、業界内外で類似の障害が繰り返し発生しています。そこで、IPAは、重要インフラ分野における情報システムに関する有識者・専門家を集めて、マネジメントや技術等多方面の観点からシステム障害事例を分析・考察し、業界横断的に適用可能な要素を抽出して、システム障害を減らすための普遍的な教訓をまとめた「情報処理システム高信頼化教訓集(ITサービス編)」(以下、教訓集)を作成しました。

本セミナーではこの教訓集の活用方法について解説します。ワークショップ形式の演習では、実際の事例を基に様々な角度から問題を分析し教訓化するプロセスを体験します。本セミナーを受講することでシステム障害対策への気づきが得られ、自社での再発防止、未然防止に活用することができます。なお、システム障害事例は運用中に発生したものを対象としています。システム開発で生じた失敗事例は含みません。

※本セミナーは、2018年9月4日開催のセミナーとほぼ同一の内容です。

主催 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
共催 一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)
後援 特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会(ITCA)
開催日時 2018年12月14日(金)13:00~17:30
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 24名
参加費 2,000円(税込)
  • 参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
  • 受付にて、領収証を発行いたします。
  • お釣りのないようにご用意をお願いいたします。
募集対象 情報システムの企画、計画、設計、運用・保守、品質管理及びシステム監査に携わる方。
セミナー
で学べる
こと
  1. 教訓共有の仕組みが理解でき、教訓をシステム障害対策に活用する方法が学べます。
  2. システム障害対策の気づきが得られ、自社での再発防止・未然防止に役立つ観点を把握できます。
配布物

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(お飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいていますので、実践力ポイント獲得の機会となります。ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※ポイント認定につきましては、遅刻・早退を認めておりませんので、あらかじめご了承ください。

  • 出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。
  • セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
    氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

※プログラムは変更になる場合があります。

時刻 概要
12:30 受付
13:00~
13:30
事例から学ぶ、ITサービスの高信頼化へのアプローチ
第1部:教訓共有の仕組みの説明と新着教訓の紹介
 IPAが収集した、システム運用における「障害事例情報の分析」と「対策の検討」から得られた教訓について説明し、実際の現場で活用する方法を紹介します。
  1. 教訓共有の仕組み
  2. 主な教訓の説明と活用方法について
<講師>
IPA 社会基盤センター 研究員
村岡 恭昭
13:30~
17:30

※適宜休憩
(約10分)
事例から学ぶ、ITサービスの高信頼化へのアプローチ
第2部:グループ演習
 少人数(5名から6名)のグループに分かれて、以下のテーマで演習を行います。
実際のシステム障害事例を基に根本原因を様々な角度から分析し、教訓化するプロセスを体験します。
  1. テーマ1.報道されたシステム障害事例を元に、問題の発見と教訓の活用を体験する
    報道されたシステム障害事例を題材に、「どのような問題があったか」を考え、また教訓集の「どの教訓が活用できるのか」を議論し、発表します。この演習を通して、「問題点の見つけ方」と「教訓集の活用方法」を学びます。
  2. テーマ2.教訓を作成するプロセスを体験する
    システム障害報告書の事例を題材に、「簡易版なぜなぜ分析」を使って【問題】と【原因】を見つけ出し、「関係モデル」を使って【対策】を検討、最後に【教訓】を作成し、発表します。
    この一連の教訓作成プロセスを体験することにより、システム障害対策への気づきが得られ自社での再発防止・未然防止に活用することができます。
  3. テーマ3.自分で教訓を作成する
    最後に、自分の体験または公開情報を基に教訓を作成します。本日の演習の流れを再確認することにより、自分自身で考えることの意義と、現場に戻ってからの実践につなげることができます。
<講師>
IPA 社会基盤センター
目黒 達生

受講された方の声(過去の受講者アンケートより)

  • 自社の障害のことしか知らなかったが、他社の方の考えなどを聞けて参考になった。また、事例集も自社システムに活用できるか検討したい。
  • 自社の改善グループワークで今回のセミナー内容を更に展開していく予定。
  • 異なるバックグランドの方々とディスカッションできた。多くの新しい見方を気づかされ、参加して良かった。
  • グループ演習が良かった。うまくいかなかった感はあるが、それもまた良かった。(慣れないメンバーと一緒に考え、何とかして一応の答えを出すという過程が良かった。)
  • 今日の講義としては弊社でも実施できていること・方向性も合致していることが確認できたことは大変有意義であったと感じています。

セミナー参加お申込み

締め切り日時:2018年12月13日(木) 17時00分

セミナー受講をご希望の方は、PCまたはスマートフォンからお申し込みをお願いいたします。
本セミナーへのお申し込みにあたっては、事前に会員登録が必要となります。
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お申し込み及び会員登録についてのFAQ

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