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セーフティな制御システムのセキュリティリスクにどう備えるか?
~セキュリティ検討プロセスの実践(脅威分析演習付)~

開催情報

 安全性(セーフティ)を重視する重要インフラへのサイバー攻撃が増加していますが、セーフティ、セキュリティの双方に詳しい技術者は極めて少ないのが現状です。このような状況においては、安全性が重視される制御システムの開発・運用に関連する技術者に、安全性を確保しつつ、セキュリティ対策を講じることの重要性の理解を促進させるとともに、それらの対策を適切に実施していくことがますます求められてきます。
 そこで、IPAでは、安全性が確保された制御システムにおけるセキュリティ向上を目的として、「制御システム セーフティ・セキュリティ要件検討ガイド(以下、要件検討ガイド)」 を取りまとめ、公開しました。
 本セミナーでは、この要件検討ガイドに基づき、制御システムの開発・運用に携わる技術者が検討すべき「安全性を確保しつつ、セキュリティ対策を講じるための検討ポイント」について、産業用ロボットを含むFAシステムの事例を用いて説明します。また、脅威分析シートを用いた演習を通じてセキュリティ対策の検討プロセスを体験できます。

※本セミナーで、紹介する「要件検討ガイド」の配付予定はありません。
 セミナーご参加の際に、理解をより深めていただくため、ご持参いただくことをお勧めします。
 下記ページよりダウンロードいただけますので、必要とされる方はご持参ください。
  (ご持参いただかなくても、受講可能です。)
 【ダウンロード先】https://www.ipa.go.jp/sec/reports/20180319.html
主催 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
後援(予定) 特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会(ITCA)
開催日時 2018年10月23日(火) 13:30~17:30
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 40名
参加費 2,000円(税込)
・参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
・受付にて、領収証を発行いたします。
・お釣りのないようにご用意をお願いいたします。
募集対象
    安全性が重視される制御システムを保有する事業者の方や、インテグレータ、メーカーの方で、これからセキュリティ対策を検討するエンジニアを対象。
セミナーで
学べること
  1. 安全性を確保しつつ、セキュリティ対策を検討するプロセスの習得
  2. 「脅威分析シート」を用いた脅威分析方法の習得
配布物 事業成果集DVD「IPAソフトウェア高信頼化 早わかり 2018」

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(お飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいておりますので、実践力ポイント獲得の機会となります。
ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※遅刻・早退の場合には、ポイントを認定しておりませんので、あらかじめご了承ください。

出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。  
セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
    氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

※プログラムは変更になる場合があります。

時刻 概要
13:00 受付
13:30~
13:45
制御システムのセーフティ・セキュリティ対策における課題

 安全性を重視する重要インフラへのサイバー攻撃事例、セーフティ・セキュリティ要件の不整合事例、制御システムにおける課題を紹介し、制御システムのセーフティ・セキュリティ要件検討の必要性を解説します。

<講師>
IPA 社会基盤センター 調査役
久野 倫義
13:45~
14:15
要件検討ガイドの対象となる制御システムとプロセスの紹介

 セーフティシステムを含む稼働中の既存の制御システムにおけるセキュリティ対策の検討プロセス・各ステップについて説明し、各産業分野での適用に向けた以下のポイントについて解説します。

・セーフィティシステムのセキュリティ対応を進める上での基本的な考え方
・セーフティ要件にセキュリティ要件をすり合わせる手順

<講師>
IPA 産業サイバーセキュリティセンター 調査役
石田 茂
14:15~
14:30
休憩
14:30~
17:20
【グループ演習】セキュリティ対策の検討プロセスを体験する

 要件検討ガイドの特徴である、セーフィティシステムにおけるセキュリティ対策の検討プロセスの理解を深めるために、「脅威分析シート」を用いた演習を行います。演習を通じて、安全性を確保しつつ、セキュリティ対策を検討するプロセスの習得を図ります。

<産業用ロボットを含むFA(Factory Automation)システムの事例による演習>
・保護資産の抽出、脆弱性、被害内容の検討
・リスク評価、対策の検討
・対策に対するセーフティへの影響評価

<講師>
IPA 社会基盤センター連携委員
東芝情報システム株式会社
エンベデッドシステム事業本部 参事
細目 紀子 氏

IPA 産業サイバーセキュリティセンター 調査役
石田 茂

IPA 社会基盤センター 調査役
久野 倫義
17:20~
17:30
Q&A及びアンケート

セミナー参加お申込み

締め切り日時:2018年10月22日(月)  17時00分

セミナーの申込みについては、下記をご参照ください。

※旧ソフトウェア高信頼化センター(SEC)のSECセミナーお申込み方法(利用者登録)とは異なりますので、ご注意ください。

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事前申込みにあたっては、申込みフォームのExcelファイルをダウンロードし、申込みファイルに必要事項をご記入の上、
メールに添付して、下記の宛先まで送付してください。

・申込みファイル:申込フォーム(Excelファイル)

・申込みメールアドレス:


※参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
※申込みのキャンセルなどは上記の申込先のメールアドレスまでお知らせください。
※お席に限りがありますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をお願いさせていただく場合があります。