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EPM-Xにおける脆弱性の公表と提供・サポートの終了について

2019年10月11日更新
2017年5月19日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

定量プロジェクト管理ツール(EPM-X)に脆弱性が存在することが判明したため、EPM-Xの提供およびサポートは、2017年5月19日をもって終了いたしました。また、今後、本脆弱性に対応したEPM-Xの提供予定はありません。EPM-Xを使用されている方は、使用を中止してください。

※脆弱性の詳細については、以下の内容をご確認ください。

脆弱性の説明

 クロスサイト・スクリプティングについては、EPM-Xに、悪意のあるスクリプトが埋め込まれることにより、EPM-X利用者のブラウザでそれが実行される可能性があります。 任意DLL読込みについては、EPM-Xのインストーラが実行される際に、何らかの手段により格納された悪意のあるコードが含まれるDLLを読み込んでしまい、それが実行される可能性があります。

脆弱性がもたらす脅威

 クロスサイト・スクリプティングについては、悪意のある第三者によって、EPM-X利用者のコンピュータに偽のページが表示されたり、そのコンピュータ上の個人情報が攻撃者に送られたりする可能性があります。
 任意DLL読込みについては、悪意のある第三者によって、EPM-Xのインストーラを実行したサーバ・コンピュータ上で、正常な動作を妨害する等の任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

 EPM-Xを使用しないでください。また、既にダウンロードしているEPM-Xのインストーラは使用しないでください。
 EPM-Xの開発および提供・サポートは終了しています。また、今後本脆弱性の対策版を提供する予定はありません。
 EPM-XおよびEPM-Xとともにインストールした以下のオープンソースソフトウェアはアンインストールし、コンピュータから削除してください。

 ○Redmine 1.2.1
 ○Trac 0.12.2
 ○Apache 2.2
 ○PostgreSQL 8.4.9
 ○Ruby 1.8.7
 ○Subversion 1.6
 ○GIT 1.7
 ○JRE 6
 ○Tomcat 6
 ○BIRT Report Viewer 3.7
 ○Pentaho Data Integration 4.1

関連情報

 JVN#85512750 定量的プロジェクト管理ツールにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
 JVN#11326581 定量的プロジェクト管理ツールにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
 JVN#12493656 定量的プロジェクト管理ツールのインストーラにおける任意の DLL 読み込みに関する脆弱性

連絡先

・本件に関するお問い合わせ
 IPA 社会基盤センター 山下
 Tel: 03-5978-7543 E-mail: 電話番号:03-5978-7543までお問い合わせください。

 なお、本件に関する報道機関からのお問い合わせは、広報グループまでご連絡ください。
 Tel: 03-5978-7503 E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。

更新履歴

2017年5月30日 IPAからの正規の「メールニュース」の情報を追加しました。
2017年7月3日 IPAからの正規の「メールニュース」の情報を追加しました。
2017年7月31日 IPAからの正規の「メールニュース」の情報を追加しました。
2019年10月11日 IPAからの正規の「メールニュース」情報を削除しました。
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