デジタル人材の育成
公開日:2024年4月8日
最終更新日:2024年6月3日
セキュリティ・キャンプは、日本における将来の高度IT人材となり得る優れた人材の発掘と育成を目的にしています。
そのため研究機関や産業界の第一線で活躍する業界トップクラスの講師陣による、普通の学校の授業や自宅の自己学習では学べない情報セキュリティ技術の習得機会を提供しています。
「専門コース」ではIoT、Webプロダクト、脅威解析、AIの4つの重要なセキュリティ分野いずれかのクラスを選び、キャンプ期間中一貫して取り組むことで、基礎から高度な内容までを無理なく学習できます。
「開発コース」は受講者1人1人がテーマを選択し、OS等ソフトウェアやCPU等ハードウェアの設計・実装・検証をひたすら繰り返します。そしてそれを講師が家庭教師ように指導してくれます。
両コースともに高レベルであるとともに、実際に手を動かす演習も豊富で理解を深めることができます。
またセキュリティ・キャンプでは特別な環境を施設内に設定し、普段安易に試すことの出来ないハッキング・盗聴、各種攻撃を実践してみて、セキュリティ技術を学んでいただけます。
日常では出会えることのないメンターが一度に多勢、それも貴方をウエルカムで接します。また全国各地から選考を経て集まったセキュリティを志す同士が仲間を求めて来ています。
そしてその繋がりがキャンプ修了も続き、岐路でアドバイスに答えてくれたり、一緒に仲間で開発に取り組んだり、ハッカソンに参加して受賞したチームもいます。
セキュリティ・キャンプは仲間づくりを重視しています。講師はキャンプ冒頭からその重要性を説き、時間や場を設けてくれますし、皆さんからのアプローチに気軽に応じてくれます。
そのため知らない者同士会話を交わすのが普通の雰囲気になります。
食事の時間は、ぜひ毎回知らない人の前・隣に座ってみてください。
此処で、これから先一緒に開発を進めていく仲間を見つけ実践している人たちも大勢います。メンターを得た人たちがたくさんいます。
セキュリティ・キャンプ2024全国大会は、受講費用・教材費、交通費、6日間の宿泊費、キャンプ期間中の食事とも無料です。
ご自宅から会場までの往復の交通費をお支払いいたしますが、IPAの規定に沿った算出方法で決定したルート・金額となりますことあらかじめご承知おきください。
これまでも他分野の勉強をしていて、セキュリティについて知識がないが応募し、参加となった人は沢山いました。
そのような方々のキャンプ終了後の感想は「すぐそばに気軽に聞ける講師の方やチューターの方がいらしたので、技術的な問題でずっと困って作業が進まないということはありませんでした。」でした。
セキュリティ・キャンプへ応募で求められるのは、情報セキュリティの知識を今現在どれだけ持っているかではなく、セキュリティ・キャンプへの意欲と課題にどれだけ向きあえるかです。
課題というと正解を回答することを目指し、ともするとネット検索に頼ったり、AIを利用する人もいるようですが、審査のメインのポイントではありません。
学びへの意欲、熱意、課題へ積極的に立ち向かうなど取り組む姿勢が重視されます。現時点で自分が得意とする領域以外も積極的に学べる人か、手を動かして調べる人かを課題の回答から見られます。
実際、2023年の参加者にはキャンプ当初、周囲が話している言葉・用語が分からなかったという人が、熱意をもって取り組み、他の参加者・講師に認められ、最終日には代表して成果発表を務めていた例もあります。
参加が決まった方には、各担当講師が前提知識として読んでほしい書籍やサイトなどを紹介します。連絡はSNSを利用して行います。
開発コースは、この事前学習期間に講師と相談しながら取り組むテーマを決定し、そのテーマに取り組むための準備を進めます。
通信環境は参加者ご自身が用意するものとします。
事前に体調を整えることに留意してください。
例えばセキュリティ・キャンプ期間中、発熱した場合、症状が軽くても、他の参加者への影響を避けるため、講義への出席を控え宿泊個室に居ていただくことになります。1日の講義を受けられなくなるのは皆さんにとって大きな損失になります。
もちろん症状によっては、医療施設にお連れすることになります。場合によってはキャンプ途中で帰宅していただく場合もあります。
集合研修のため厳しい判断・対処が避けられません。
この機会を十二分に活かし楽しめるように、事前の十分な体調管理をお勧めします。
企業研修に利用される施設で、宿泊室と講義室やレストランのある各フロアとは、エレベーターで移動できます。また各部屋ではインターネットの利用が可能です。勉強に集中できる環境です。
宿泊する部屋はビジネスホテル並みの設備(各部屋内にバス・トイレあり)です。
その他、館内設備の詳細は、クロス・ウェーブ府中のホームページをご覧ください。
食事を摂ることを強制いたしませんが、これまで長年参加者のキャンプ中の体調不調者対応をしてきた運営者としては、やはり朝食をちゃんと食べるようお勧めいたします。
講義は8時30分から始まり、朝食は6時30分~8時30分となっています。この時間にあわせて、就寝、しっかり睡眠、起床してください。普段の生活サイクルと異なるかもしれませんが、セキュリティ・キャンプは特別な6日間です。
ご自身の日常とは切り離して考えて、セキュリティ・キャンプに合わせて生活し、せっかくの機会をもれなく活かせるようにしてください。
また食事の時間は他の参加者、講師、チューターとの絶好の交流の場となっています。単に食事を摂るだけでなく、この時間がもっとも人脈づくりが出来た時間であったと2023年の参加者も異口同音に語っています。
講義の間に一斉にとるように設定された昼食・夕食の時間よりも、朝食は特に他のコース・クラスのメンバーと接しやすかったという感想もありました。
大会は禁煙となっております。未成年者も多く、また非喫煙者もいますので遵守ください。
もちろん宿泊部屋での喫煙は厳禁です、防災上の重大なルール違反となります。
また部屋の消臭作業などの費用、損失補償等、施設からの請求金は個人負担となります。
キャンプ期間中は禁酒となっています。セキュリティ・キャンプは教育事業として開催していますので、20歳以上の方も禁酒とさせていただいています。
ご理解のほどお願いいたします。
参加される方には、選考通過後キャンプ開催までに事前アンケートの中で食物アレルギーの有無、その対象食品などについてお尋ねしますので必ず申告してください。
個人別に対応いたします。
参加者の安全確保のため、原則として外出は認めません。また外出で一部の人にトラブル、万一の事が発生した場合は、事業の性質上、セキュリティ・キャンプ全体を一時中断または中止にせざるを得ないことになります。
そのような事態を避けるため総合的判断による措置です。不便に感じられるかもしれませんが、皆さんの日常生活とは切り離し、特別なイベントへの参加であることをご理解ください。
なお、買出しのための外出は、1日1回、主催者の引率のもと近隣の小売店へ行く時間を設ける予定です。
会場には看護師が常駐していますので、すぐに必要な処置をいたします。看護師が外部の医療施設での診察・処置が必要と判断した場合、主催者の付き添いのもと、会場近辺の医療施設にお連れします。
参加される皆さんは必ず保険証をご持参ください。なお治療にかかる費用は、参加者の負担とさせていただきます。
症状によって、キャンプ途中で帰宅していただく場合もあります。体調管理については、くれぐれも注意を払うようにしてください。
一般の方のご見学はお断りしています。
セキュリティに関するデリケートな情報、技術を扱っていますので、ご理解の程、お願いいたします。