情報セキュリティ

暗号モジュール試験及び認証制度 (JCMVP)

JCMVP

 Japan Cryptographic Module Validation Program

本制度は、電子政府推奨暗号リスト等に記載されている暗号化機能、ハッシュ機能、署名機能等の承認されたセキュリティ機能を実装したハードウェア、ソフトウェア等から構成される暗号モジュールが、その内部に格納するセキュリティ機能並びに暗号鍵及びパスワード等の重要情報を適切に保護していることを、第三者による試験及び認証を組織的に実施することにより、暗号モジュールの利用者が、暗号モジュールのセキュリティ機能等に関する正確で詳細な情報を把握できるようにするために設置されます。
また、内閣サイバーセキュリティセンターによる「政府機関等の対策基準策定のためのガイドライン (令和5年度版)」に基づき、政府機関向けセキュリティシステムの調達に際して、供給者は、本制度に基づく認証を取得することにより、選択された暗号アルゴリズムが適切に実装され、鍵等の重要情報のセキュリティが確保された暗号モジュールであることをアピールできます。

お知らせ

暗号モジュール試験及び認証制度規程の改正の予定

弊機構は本制度の運営の改善のため、以下の改正を本年5月目途に実施予定です。

  1. 申請手続の電子化対応
    申請者並びに試験機関の皆様からご提出いただく申請書等の書類は、従来の紙媒体に替えて電子データ(注意1)での送付を可能とします。なお、「法人格を証明できる書類」はこれまで通り紙媒体で送付してください。
    注意1:パブリック認証局より発行された組織名義の電子証明書を使用した電子署名が必要です。
  2. 認証書等の発行に関する変更
    暗号モジュール認証書・暗号アルゴリズム確認書は電子署名を施した電子データで発行します。申請者様がこれまで通り紙媒体による発行を希望される場合は、別途申請に応じて対応します。
  3. 秘密保持契約の締結に関する変更
    申請者様が申請時に弊機構と秘密保持契約を締結する場合には、原則として弊機構にて導入している電子契約によるものとしますが、ご要望があれば、これまで通り書面による契約にて対応します。

お問い合わせ先

暗号モジュール試験及び認証制度に関するお問い合わせは、下記の問い合わせ先までお願いします。

独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター セキュリティ技術評価部
JCMVP担当

〒113-6591 東京都文京区本駒込二丁目28番8号
文京グリーンコートセンターオフィス16階

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