デジタル人材の育成

株式会社日立システムズ 宇野 文康 様

公開日:2021年6月30日

最終更新日:2024年2月27日

  • 株式会社日立システムズ 宇野 文康 様

お客さまから安心・信頼を得るために不可欠な「情報処理安全確保支援士」

株式会社日立システムズでは、多様な業務システムの構築、運用・保守サービスを中心としてさまざまなビジネスを展開しており、お客さまへ提供するシステムのセキュリティを担保するため各種資格取得者を増やすなどの人財育成にも取り組んでいます。

市場でのクラウドサービス活用が進む中で、私自身はさまざまなクラウドサービスの企画、導入、運用までワンストップにて対応しております。
サービスをご利用されるお客さまは50名から数十万名と規模が幅広く、産業や業種も公共・金融業・流通業など多岐にわたりますが、セキュリティの重要さは不変となりますので、安心してご利用いただけるようにご提案しています。

クラウドサービスに限らずすべてのシステムに共通して言えることですが、ITとセキュリティは表裏一体であり、セキュリティはますます重要となっていると感じています。そういった中で、情報処理安全確保支援士としてのセキュリティ知識を盛り込んだ提案は説得力を持たせることができ、お客さまからも受け入れられやすくなったと感じます。
また、「情報処理安全確保支援士が従事していること」が入札要件である場合も多く、そのような案件にも積極的に対応できるようになったことも組織として大きなメリットとなっています。

情報処理安全確保支援士で得られる最新の知識・スキルが業務で役立つ重要なツールに

情報処理安全確保支援士に登録後、毎年受講する講習では、ガイドライン、法律、フレームワーク、脆弱性情報など、業務に必要なセキュリティに関する最新情報を網羅して得ることができるので、お客さまへの提案に必要なセキュリティ対策の指針として非常に役立っています。


また、ITが常に進化し続けるにつれ、セキュリティも変化し続けており、常日頃の感度と意識、実力を高めることが求められると考えます。組織内での情報共有やインターネットによる情報収集はもちろん、講習でトータルな知識を得られるほか、資格登録者のみ加入できる一般社団法人情報処理安全確保支援士会(JP-RISSA)(注釈)などの勉強会といった社外活動にも積極的に参加し、さまざまな分野で活躍されている方々との意見交換を通じて、自身の活動領域に留まらない多種多様な情報を得ることができています。


情報処理安全確保支援士の資格を取得していることや日々の勉強、活動を積み重ねた結果、社内でもセキュリティ有識者の立場として意見を求められるなど、さまざまな活動に参画する機会も多く出てくるようになり、各種取り組みを通じてセキュリティの重要性などをより多くの方に広げていくために役立てていきたいと考えています。

情報処理安全確保支援士の資格取得について

 あらゆる生活や環境においてセキュリティは必須となる中で、自組織を守り、組織の社会的責任を果たすために、セキュリティを継続して学んでいくことは必要不可欠です。情報処理安全確保支援士の資格は勉強としてのツールおよび技術の証明として、セキュリティを業務として活躍をめざすすべての人に有益と思いますので、ぜひ資格取得をおすすめします。  

 (注釈) 情報処理安全確保支援士会: 情報処理安全確保支援士同士が活躍の場をひろげ、情報セキュリティを取り巻く環境が向上することを目的に任意団体として2019年8月に設立。 詳しくは、情報処理安全確保支援士会公式サイトをご覧ください。