デジタル人材の育成

株式会社NTTPCコミュニケーションズ テクノロジー&オペレーション開発本部 藤ノ原 真雄様

公開日:2019年6月17日

最終更新日:2024年2月27日

  • 阿部 吉伸 様(左) 伊藤 公樹 様(中) 中村 健太 様(右)

「情報処理安全確保支援士」としてお客様に寄り添ったサービスを提案したい

私は、以前はセキュリティ機器の運用サポートを行っていましたが、現在の業務はお客様へのセキュリティサービス提供が中心になっています。業務遂行の中では、お客様が内容を十分に理解しないまま弊社のセキュリティサービスを契約されることが実は多いため、私はサービス範囲を線引きして提示し、その範囲外はお客様自身がセキュリティ対策をする必要があることをしっかりお伝えしています。よく勘違いされますが、セキュリティサービスを契約すると恒久的な安全を得たと安心しがちです。

しかし、実際にはリスクを完全に消すことはできませんから、そういう点もしっかりとお伝えしたいと考えています。「情報処理安全確保支援士」としてセキュリティに関して広い視点でお客様に応対し、さらにはお客様に寄り添ったサービスを提案するところまで踏み込めるスペシャリストを目指したいです。社外の方と名刺交換する際に、自分の名刺に記載された「情報処理安全確保支援士」をご覧になると何かしらの反応をいただけます。「情報処理安全確保支援士」は、初対面の方とのコミュニケーションにも一役買っています。

セキュリティ提案には講習による最新知識の習得が重要

セキュリティ技術は日々進化している反面、新しい脅威もどんどん生まれています。これは、セキュリティに対する私たちの知識も、常にアップデートする必要があるということです。その点、「情報処理安全確保支援士」は毎年の講習受講が制度に組み込まれているため、最新知識の習得につながります。これまでは、オンライン講習しか受けたことがありませんでしたが、今年は初めて講師や他の受講者の方々と直接意見交換ができる集合講習を受講する予定で、とても楽しみです。自分の知らない知識を得るために今後も継続して受講し、お客様への提案に生かしたいと考えています。

「情報処理安全確保支援士」は、セキュリティに携わるうえで必要な知識が網羅されており、専門知識を体系的に学べる有用な資格です。また国家資格のため、能力や知識を広く証明できるツールともいえるでしょう。セキュリティ分野に携わる人は、取得すべき資格だと思いますので、ぜひ「情報処理安全確保支援士」にチャレンジしてください。