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未踏IT人材発掘・育成事業 2012年度 採択案件概要

1.担当PM

石黒 浩PM
(大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻 教授)

2.採択者氏名

チーフクリエータ:竹内 祐太
  (慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科)
コクリエータ:片倉 弘貴
  (慶應義塾大学 総合政策学部)

3.採択金額

1,792,000円

4.テーマ名

触感のコピー&ペーストを応用したUser Generated Tactile Contentの実現

5.関連Webサイト

なし

6.申請テーマ概要

  本提案では、触感のコピー&ペーストを応用した触感の素材集の作成と、触感を既存のUser Generated Content(以下UGC)へ適用し、触れるユーザ生成触感コンテンツ(User Generated Tactile Contents、(以下UGTC))を実現する。
  UGCが普及するにつれてコンテンツの表現の幅が広がり、人々は様々なコンテンツを楽しみ、また人々がコンテンツを制作していく中で、画面の中に存在する綺麗なもの・可愛いものに触れてみたい、その存在を自分の手で感じてみたい、その感覚を人々にも共有したいといった欲求が生まれてきた。そこで本提案では、触感を伴うコンテンツの制作・共有・体験を可能とするUGTCの実現を目的とする。
  UGTCの実現にあたって、触感を伴うコンテンツ(以下、触感コンテンツ)を如何に作成するかという問題に対しては、イラストへ触感を重畳する手法として、色を塗るのと同様のインタフェースで触感をマッピングできるようなブラウザ用のプラグインを開発する。その際、塗る色に相当する様々な触感を用意する必要があるが、リアリティの高い触感をコンピュータ上で合成することは難しく、現在の触感技術が普及しない一因ともなっている。そこで本提案では、既存の画像編集ソフトウェアのスポイト機能のように、現実の物体から触感を読み取り、それをコンピュータに取り込むことで「触感素材」の生成を行えるようにする。
  さらにこの素材集のデータベースを構築することにで、様々なユーザが様々な触感を取得し共有することができる、大規模な触感データベースを実現する。
  また、インターネット上に触感コンテンツを制作しても、実際に体験できるユーザが少なければ意味がない。そこで、ユーザが自分のPC上で手軽に触感コンテンツを体験するための手段として、安価な価格で実現可能な簡易型の触感デバイスを開発し、実用化を目指す。

7.採択理由

  マウスにボイスコイルとマイクを組み合わせた非常に単純なデバイスであることからも、その実用性は高く、色や音などに加えて、コンピュータ上で誰もが気楽に触感を楽しめるシステムを開発できる可能性がある。マイク等での触感獲得には工夫の余地が残されるが、十分に期待できる提案である。